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1ヶ月 143 ページ47

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だとしたら消去法でこの家の持ち主である新一の両親という事になるがいくら何でも出てこなさすぎではないだろうか。
そう疑問に思い始めた瞬間、ガタ、と物音が聞こえ、その音を聞き逃さなかった蘭が物音がした部屋の扉を思い切り開けた。


「もォ!帰ってるなら帰ってるっておしえてよね!」


開けると同時にそう叫んだ蘭だったが、扉を開けた格好のまま体がピシリと固まる。
そんな様子を見てなんだどうしたと園子と2人で部屋を覗くと、そこは洗面所だったらしく若い男の人が歯磨きをしていた。


「あ、あなた…誰?」

「あ…いや…」

「ちょっと ウソ、泥棒!?」


(え?知ってる人じゃないの?)

でも泥棒にしてはゆったりしすぎではないだろうか、と思いながらも2人の反応にビックリしてただただポカンと眺めていると、泥棒だと判断した蘭が男の人に鋭い蹴りを食らわした。
……素晴らしい蹴りだ、見習わなければ。。。


「イタタ…」

「ハン、ざまーみなさい!!蘭、早く刑事に!!
……蘭?」


蹴るや否や黙り込んでしまった蘭に疑問を持ちつつも、尻餅をついた男の人を眺める。

……この人、変装してないか?

普段から快斗やベルモットの変装する作業や完成後を良く見ているからバスジャックの時のベルモットみたいにすぐに分かった。
……だが誰が一体何のために??
これはただの泥棒では無いな……と思いながら警戒モードに入る。


「あ、あの…携帯電話鳴ってますが…」

「あ…」


男の人に指摘されて初めて着信音に気づいた蘭は慌てて電話に出る。
どうやら通話相手はコナンらしく、園子と一緒に電話に近づき通話内容を聞く。

コナンの説明によると男の人は沖矢昴というらしく、住んでいた所が火事になり今はコナン伝いで新一から許可を取り、ここに住まわせて貰っているらしい。


「えぇっ!?先月からここに居候してる大学院生!?
ホントなのコナン君!?」


……大学院生。とてもそうには見えないが。
ところでコナンはこの人の正体を知っているのだろうか。
まあでも本来の自宅を貸す位だから余程信頼はしてる人なのだろう。
今度会った時に聞くか。
そう1人で納得していると、コナンの説明を聞くなり顔を青くした蘭と園子が慌てて沖矢に謝罪した。


「訳も知らずにいきなり蹴とばしちゃって…」

「いやいや…」

「そうよ蘭!こんなイケメンの泥棒がいるわけないんだから!」

「なによ!園子だって「ざまーみなさい」とか言ってたじゃない!!」

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ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月4日 3時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - さちさんコメントありがとうございます!これからも定期的に更新していくのでよろしくお願いします! (2019年8月8日 14時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが早く読みたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月8日 14時) (レス) id: 02606fd336 (このIDを非表示/違反報告)
momoryu(プロフ) - ベルモットさんありがとうございます!初コメントで感動してます。これからもちまちま更新していくので見守っていただけたら嬉しいです。 (2019年6月24日 19時) (レス) id: 0d68fcd700 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。夢主人公が黒の組織絡みだったり、好みの小説でした (2019年6月24日 15時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:momoryu | 作成日時:2019年6月17日 10時

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