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始まって早々、お父様はどこかへ消えてしまい俺は取り残された
初めてみる人
上流階級らしく、話している言葉は小声
こちらへ話しかけに来る、顔色をうかがってくる人
すべてが怖かった
そんななか、ある女の人が俺に腕を絡ませてきたんよ
そして耳元でささやいた
『貴方…彼の息子さん？』
彼とはおそらく、俺の父親のことだろうな…
黄「…え……」
『だから、あの社長の息子って聞いてるの』
俺はまた、恐怖を感じた
そして、その手を振り払ってしまった
…その女の人はお父様の会社の何倍も大きい会社のお嬢さんやった
なんでも、今回気に入った男がおったら婚約する予定やったらしく俺の親は俺とそのお嬢さんを婚約させて、結び付きを強くしようと思ってたみたいや
俺は振り払ってしまったあとすんごい謝ったんやけど…ダメやった
その会社との取引の話はなしになり、俺の親の会社は倒産しそうになった
なんとか大丈夫やったけど…親からは…いないものとして扱われた
仕事をやめさせられて…俺は部屋に閉じ込められた
でも、それでよかったんや
外に出て…人にあって…名前をいうのが…怖い
名前を言ってお世辞言われたり取り入ったりする人がおるのが…怖い
人からの失望の目も…怖い
誰も俺のことを…俺自身を見てくれんのが…ツラい
生まれた瞬間から肩書きをもっていたから…俺がどういう人間か見てもらう前に、そっちで判断されてまう
それが…ツラかったんよ…
黄「…人が信じられなくなってしもうた俺やけど…唯一信頼できる存在ができた…それがお前らや」
淳太くん…
黄「最初、みんなええ人たちでこの人たちなら俺のことを名前で判断しないだろうって思った。でも、信じられなくて。そんなときに…シゲがゆうてくれたやろ？」
赤「俺…なんかいった…？そんなええこといった覚えない…」
黄「…俺らのこと信用できんくてもええやんって…。…そんなこと自分で言うやつはじめてやった。みんな"私だけは信じてください"とか"安心して信用してください"とか、いうてんのにな…」
その言葉を信じて…裏切られ…
きっと、信用っていう、言葉までもが、信用出来んくなってたんやろうなぁ
黄「信じろ！じゃなくて信じなくてもええ。普通、逆やろうけど俺は…その言葉で信じてみる気になったんよ」
黄「でも今日、久々に家の名前聞いてビックリしたし、みんなに…本当の俺がバレるんが怖かった」
…それって……
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golden peach(プロフ) - Nozomin!さん» あ！本当だ！気付きませんでした！ありがとうございます。まだ他にもあったら教えてください！ これからも、よろしくおねがいいたします！ (2018年2月4日 7時) (
レス) id: 34472a52a0 (このIDを非表示/違反報告)
Nozomin! - 34ページの18行目ぐらいの流星の「望」のあと「橙」やなくて「赤」やないですか？ (2018年2月3日 18時) (レス) id: 8e5e2bff6b (このIDを非表示/違反報告)
golden peach(プロフ) - あやかみさん» ありがとうございます！これからも、アドバイスなど、よろしくお願いします！ (2017年5月9日 18時) (レス) id: 34472a52a0 (このIDを非表示/違反報告)
あやかみ - golden peachさん» とても読みやすくて面白いです！続きが楽しみです！！ (2017年5月8日 22時) (レス) id: d68635a438 (このIDを非表示/違反報告)
golden peach(プロフ) - あやかみさん» いえいえ！面白いっていっていただけたこともアドバイスも本当に嬉しかったです！あの…こんな感じでよろしかったんでしょうか？分かりやすいですか？ (2017年5月7日 20時) (レス) id: 34472a52a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：golden peach | 作成日時：2017年4月28日 18時
