26話 ページ26
「おい、お前らなにしてんだ、って、咲崎…、泣いてるのか…？」
先生からそう言われ初めて自分が泣いていることに気づく。
「友也くん、創くん、光くん、そしてに〜ちゃん、ごめん…。必ず戻るから、だから、今は聞かないで…。」
私の言葉で先生は察したようで「あんずが呼んでたぞ。ここに居て他の生徒と顔を合わせるよりあんずの方がまだマシだろ」と言った。
「仁兎にも言っとけ、咲崎は少しの時間の間、プロデューサーとしては動けない。理由は聞くな。学校からのお願いだ」
「学校からのお願い…？」
私と先生以外は不思議そうな顔をしている。
「昨日と同じ場所行ってこい、そこであんずが待ってる。」と私にしか聞こえないような声で言われる。
保健室に行こうとした時、光くんに手首を掴まれた。
「光くん…ごめん、離して…」
「やだ…」
「光くん…」
もう一度名前をつぶやくと光くんはゆっくりと手を離した。
「ありがとう、光くん」
「A、1つ約束してほしいんだぜ…！」
「なに？」
「文化祭、あとはハロウィンイベント、絶対絶対一緒にまわるんだぜ…！オレと」
「もちろん。」
私は光くんにそう言い微笑むと後ろを振り向かず、保健室まで歩いていった。
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あいらいす(プロフ) - コメント失礼します！わたしはみつる推しなのですが、なかなかメインのモノがなく…こちらやっと見つけて読ませていただいたのですがとてもキュンキュンしました(*´-`*)めちゃくちゃ感動してます…！続き楽しみにしてます！頑張ってください☆ (2016年5月7日 23時) (
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作者名：柚日 | 作成日時：2016年4月23日 0時
