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涼太 side
Aちゃんに見送られながらカフェを出た。
みんなAちゃんのこと気に入ったみたい。
隼 「あぁAちゃんやっぱ可愛い〜」
玲 「俺は美於ちゃん派だな。」
いつもは口を出さない玲於が"美於ちゃん派"って言ったのにみんなが驚いた。
龍 「玲於珍しいやん!」
玲 「べつに珍しくないですけど。」
玲於が女の子について語ったのは"あの子"以来じゃないかな。
亜 「ねぇ涼太。」
急に亜嵐くんに呼ばれた。
涼 「ん?どうした?」
亜嵐くんは少し戸惑っている表情。
亜嵐くんがこんな表情するなんてそんな見たことないから心配になった。
亜 「Aちゃんって子、、俺の前から消えた彼女に似てない?」
え?
亜嵐くんの前から消えたあの女の子。
亜嵐くんの"彼女"に?
亜 「俺、、Aちゃん見た瞬間鳥肌立っちゃって、、」
涼 「亜嵐くん…まだ忘れられない?」
亜 「、、うん。」
亜嵐くんの言葉に僕も鳥肌が立ってしまった。
確かにあの子に似てる。
亜 「あっ、涼太ごめん。変なこと言って。」
涼 「ううん。大丈夫。確かに似てるよね。」
俺たちの前に歩いていたみんながこっちに振り向いて「早く早く!」って言っている。
だからみんなの方に走って行った。
龍 「なんや2人とも。硬い顔して!」
裕 「なんかあったん?」
涼 「ううん。なんでもないよ!」
みんな家は近いけど方面がそれぞれ違う。
僕と龍友くんは同じ方面。
隼と玲於とメンディーさんが同じ方面。
亜嵐くんと裕太くんが同じ方面。
みんな各方面に帰って行った。
龍 「なぁ涼太。亜嵐の前の彼女に似とるんやろ?Aちゃん。」
涼 「えっ?なんでわかったの?」
龍 「そりゃわかるわ。亜嵐めっちゃ引きづっとったやろ?亜嵐の前から消えたんやから。」
涼 「そっか。じゃあみんなも薄々気づいてたの?」
龍 「だと思うで。玲於なんか特に。」
やっぱ隠し事しても無駄なんだね。w
みんなそれぞれ分かってるもんね。
グループとして当たり前のことか。
涼 「亜嵐くん思い出しちゃっかな。」
龍 「あの辛さなら思い出したやろ。」
亜嵐くんが益々心配になってきた。
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佐野ももこ(プロフ) - Nissyの曲がすごく感動したんですよね!更新楽しみにしていてください! (2019年3月2日 19時) (レス) id: 10d72c65d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 新作まってましたー!!ジェネもすきで、ニッシーもすきなんですね! (2019年3月2日 19時) (レス) id: cb225b8303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐野ももこ | 作成日時:2019年1月26日 18時