佐野先生に恋をしました。 (ページ38)

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A side

佐野先生にめんどくさいこと言っちゃった。

凜｢A大丈夫？さっきからぼーっとしてるけどー。｣

『あ、うん。大丈夫、、』

凜｢佐野先生となんかあった？｣

凜はなんでもお見通し。

『でも私がいけないんだけどね。』

凜｢なにしたの？｣

さっきのことを凜に話したら凛は呆れた顔をした。

凜｢Aってほんっとめんどくさいね。｣

『うん。自分でも思う、、』

凜｢そりゃ佐野先生もめんどくさいって言うわ。｣

『あーもう。どうすればいいんだろ。』

凜｢とりあえず謝ったら？｣

『うん。そーする。』

なんで私あんなに怒ったんだろ。

自分でも全然わかんない。

佐野先生に嫌われちゃったかな。

～放課後～

『今日部活ないから一緒に帰ろ！』

凜｢うん！｣

隼も一緒に帰るつもりだったけど今日は大樹と帰るみたい。

隼｢じゃあふたりともじゃーな！｣

A＆凜｢うん！ばいばーい！｣

隼と別れて2人で廊下を歩いていると前から佐野先生が向こうから歩いてきた。

凜｢あ、、｣

凜が私の肩をポンポン叩いてくる。

でもなんか気まずいっていうか会いたくなかったからずっと下を向いて歩いた。

凜｢なんで目合わせようとしないの？佐野先生いるよ？｣

って凜が小声で言った。

『今は無理。』

凜｢は？無理？｣

佐野先生は私たちの横を通り過ぎて行ってしまった。

凜｢もーなにやってんのー。｣

『気まずいって。』

凜｢謝れるチャンスだったじゃん！｣

『タイミングだってあるじゃん。』

凜は大きなため息をついて前に歩いていった。

凜｢今日ちょっといろいろ話したいからご飯行こ。｣

『え？ご飯？』

凜｢うん。場所はもう決まってるから。｣

『あーうん。』

凜｢家に帰ったらすぐ準備して家来て。わかった？｣

『うん。』

喋っているうちにもう家に着きそうだった。

『じゃーね。』

凜｢じゃあまた後で。｣

すぐ私服に着替えて準備をした。

お母さんにちょっと出かけてくるって言って家を出て凜の家に向かった。