佐野先生に恋をしました。 (ページ20)

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☆ ページ20

授業も全部終わって部活に行った。

隼｢A一緒に行こ！｣

『え？やだよ。』

隼｢えーなんでー。｣

肩を沈めてちょこちょこ私の後を追いかけてくる。

女子じゃん。

『こないだだけって言ったじゃん！』

隼｢俺はAと行きたいのー！｣

あっそ。もうどうでもいいや。笑

『じゃあ勝手にしたら？笑』

隼｢うん。勝手にする。｣

それで私の横を歩く。

『てかさ、まだ友達できないわけ？』

隼｢できたよ！｣

『じゃあなんでその子と行かないの？』

隼｢だからー俺はAと行きたいっ言ってんじゃん。ね？｣

『あーそうですか。』

なんか最近の隼は私にずっとまとわりついてくる。

すると後ろから｢隼！｣って声が聞こえた。

隼｢おー！大樹！｣

『友達になったって大樹のこと？』

隼｢うん｣

大｢隼がAと歩いてたから付き合ってるのかと思ったわー。｣

『なに馬鹿なこと言ってんの？付き合ってるわけないじゃん。』

もし付き合ってたとしてもカップルが話してるところに割り込みする大樹もおかしいわ。

隼｢カップルに見えた？！｣

大｢うん！｣

隼｢ほんとにー？！｣

って嬉しそうに言う隼。

『絶対に隼とは付き合わないからね！』

大｢相変わらずAは冷たいなー。｣

って笑いながら言ってくる大樹。

『うるさい、、』

こんな2人を置いて私は先に部室へ行って着替えて体育館へ向かった。

体育館に入るとみんな練習していた。

わぁ遅刻だーって急いでバッシュを履いた。

メンバーのみんなに｢A遅ーい！｣って怒られてしまった。

『ごめんごめん。』

って言って一緒に練習を始めた。

ずっと練習していても先生2人は全然来ない。

佐野先生、、今日来ないのかな。

まだ沢山喋りたいし。普通に会いたいし。

全｢こんにちはー｣

佐野先生かと思って後ろを振り返ると私たちの先生だったから残念だった。

しばらく経って5時半になってしまってもうすぐ部活も終わる。

今日はもう来ないかって私は思っていた。

桜｢もうなんでそんな元気ないの？｣

部活の中で1番仲がいい桜那が話しかけてきた。

桜｢あ、わかった！佐野先生でしょ？｣

『…え？』

桜｢バレバレだよ！笑｣

さすが桜那。私のこと見抜いている。