佐野先生に恋をしました。 (ページ17)

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☆ ページ17

小桜をある教室に連れてきた。

『先生どうしたんですか？』

佐｢昨日俺とお前が一緒に車乗ってるところを見たって人がいるらしいんだけどこの事は知ってる？｣

『はい。』

佐｢この学校全体で広まっちゃってるからお前に被害とかないといいんだけど。｣

『勘違いされたくないです。』

佐｢まぁ、そりゃそうだけど。｣

『だからもう先生の車に乗りません。先生が無理やり言ってきても乗りません。』

佐｢え？｣

『みんなにいじめとかされたくないですし、私のせいで先生までなんかあったらいけないから、、』

佐｢俺はべつにどうだっていい！｣

『え？なんでですか？』

あいつは涙目になりながらそう言った。

佐｢お前は大切な生徒だから。｣

俺はついそう言ってしまった。

あいつは涙を流している。

『先生はどうして私に優しくしてくれるの？』

あいつは声を震えさせながらそう言った。

その言葉になにも答えられなかった。

だからあいつの手を握った。

手を握った瞬間あいつはもっと泣き出してしまった。

佐｢泣くな、、｣

『先生どうして？』

その言葉にも答えられなかった。

次は頭を撫でてやった。

佐｢ごめん。今は答えられない。｣

『じゃあ…今度必ず…教えてください。』

佐｢うん。わかった。｣

あいつは涙をふいて俺の方を見た。

そして笑顔を見せてくれた。

佐｢なんかあったら俺がお前を守るから。｣

『はい。』ﾆｺｯ

返事をしてまた俺の方を見て笑った。

佐｢じゃあ保健室行こ。｣

『え？』

佐｢そんな顔じゃ授業うけれないし。｣

『あ、そうですね。』

そして2人で笑いあった。

俺どうしたんだろう。