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俺達は手を握りながら
寝ていた、はず。
なぜか深い眠りについていた。
こんな状況にも関わらず。
俺は不意に目を開けた。
そこには真っ白な空間。
時透の話を聞いていて理解はすぐに出来た。
これはAの夢の中。
つまり早くAを
見つけなければならない。
すげえな、と呟いてしまうほど
平衡感覚が無かった。
宇(…泣く声がする)
遠くで聞こえる鼻を啜る音。
その音に近付いていく。
背中を丸めて座っているAの後ろ姿。
何かまた言われているのか？
だが俺には何も聞こえねぇ。
宇『A』
俺は近くまで行くと
Aを抱き上げた。
ここまで警戒しなかったのは
時透の話があったからだろう。
「えっ、宇髄さん…」
急に視界に入ったことに
驚いたAを安心させるように笑う。
宇『一人で何やってんだよ』
煉『うむ、その通りだな』
急に聞こえた声に、
正直俺も驚いた。
宇『は？煉獄もいたのか？』
煉『気が付いたらここにいた！』
まともに会話が出来ている、
夢の中なのにそんなことが有り得るのか？
ここにいる限り奴が来る。
どうにかここから出ることはできないのか。
宇『強制的に起きる方法を探すか』
言ったものの、正直思いつかない。
煉『先程自分の顔を殴ったが
痛みは何も感じられなかった』
宇『…凄いこと試してたんだな』
「いつも誰かしらに起こされてたから…」
たしかに、運良く誰かに起こしてもらっている。
今回は柱がいる、
異変にすぐに気付いてくれるはず。
だから、それまでなんとかAを
守り切るしかねぇ。
この頭の中に響く金属音の正体の奴から。
「き、きた…！」
あからさまに怯え始めたAを
強く抱き締める。
だが、夢の中じゃ
あいつの思う通りだ。
煉『いいかA、気をしっかり持つこと。
俺達は決してAを裏切ることはない。
俺達を信じることに集中するんだ』
煉獄がAの額に人差し指を当てる。
真っ直ぐ見つめて、全てを託す。
(ハヤク死ねばイイのに)
急に聞こえた冷たい声。
やはり何度聞いても背筋が震える。
(みんなが望んでル、アナタが死ヌことを)
以前に増して殺気を含む声色。
「皆んなは、そんなことは言わない」
宇『そうだA、それを言い続けろ』
煉『そうだ、そのまま死ぬといい』
くそ、煉獄はもう操られたか…！
せめて俺だけでも、と
素早く飛び跳ね煉獄と距離を開ける。
「皆んなは、そんな事言わない…！」
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美穂(プロフ) - これからも更新楽しみにしてます (2022年12月1日 22時) (
レス) id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - メッセージのお返事までありがとうございます♪更新もありがとうございます‼︎こちらこそよろしくお願いします^_^ (2022年7月23日 22時) (レス) @page29 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
momopara427(プロフ) - 美穂さん» コメントありがとうございます！評価が伸びず悩んでいたところお褒めの言葉をいただき頑張ろうと思えました、なかなか更新速度が上がりませんがこれからもよろしくお願い致します！ (2022年6月16日 22時) (レス) id: 75e355c4c9 (このIDを非表示/違反報告)
momopara427(プロフ) - マリイさん» コメントありがとうございます！妓夫太郎などの性格などしっかりと勉強してから取り組んで見たいと思います、リクエストありがとうございます。 (2022年5月22日 22時) (レス) id: 75e355c4c9 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 夢主が妓夫太郎を養子にして夢主が妓夫太郎に付けた名前は飛鳥 妓夫太郎は夢主に依存して夢主は妓夫太郎を溺愛してる設定見たい (2022年5月22日 11時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momopara427 | 作成日時：2022年4月30日 22時
