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煉『明日は早い。一緒に寝よう、
  明日も、明後日も』

時『僕が抱っこしてあげる』


二人の言葉に、私は涙を拭いながら頷いた。

無一郎くんに抱き上げられ
布団の中に入る。

さっきと違うのは、
一つの布団に3人並んでいること。


時『ねぇ、煉獄さん狭いから
  隣の布団で寝てくれない?』

煉『それは無理な話だ、
  俺はここで寝ていたい』

「お布団くっつけてみんなで寝る?
 さすがにこれじゃ暑くて…」


時『Aに手出せないじゃん』

煉『手を出すとは?』

「あ、いつものぎゅーのこと?」




時『…何でもないよ、おやすみ』




そこからはとても深く眠りにつけた。
夢も見ないくらいの、とても深い眠り。







煉『…A、おはよう!』

うむ、とても深い眠りだ。
こんなに気持ち良さそうに寝ているAを
起こすのはとても気が引けるが
もうそろそろ朝飯の時間だ。

俺は腹が減って死にそうなんだ。


時『…A、朝』


ん?時透がAの耳元に
顔を近づけてなにやらやっている。


「ひ、あ…」

Aの鼻にかかったような声がした。

その瞬間、顔を真っ赤にさせながら
Aが勢いよく身体を起こした。

うむ、何をしたのかわからないが、
後で教えてもらうこととしよう。



煉『すまぬ、腹が減ってしまった』


「あ、ごめんね、今用意するね!」

慌てたように朝飯の支度へ行くA。

煉『時透、随分Aの顔が赤かったが、
  一体何をしたんだ?』


時『…さぁ?』


時透は機嫌が良さそうだ。
Aがすんなり起きたからだろうか。


今日は大変だからと、
俺達の好物を随分と作ってくれた。

きっと、まだ何かを心配しているのだろう。


だが、好いている人を守れること。
守りたい存在がいること。
これだけで俺達は随分強くなれる。

そして、責務を全うし、
死ねるのならば本望!

俺は心の炎を燃やしながら、
朝飯を綺麗に平らげた。

きっと、時透も同じ気持ちだろう。


だんだんと外が賑やかになり始める。
他の柱が集まってきたのだろう。



煉『…さて、我々も準備をしよう』


「…うん」


その言葉に、旅への準備を開始した。

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美穂(プロフ) - これからも更新楽しみにしてます (2022年12月1日 22時) (レス) id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - メッセージのお返事までありがとうございます♪更新もありがとうございます‼︎こちらこそよろしくお願いします^_^ (2022年7月23日 22時) (レス) @page29 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
momopara427(プロフ) - 美穂さん» コメントありがとうございます!評価が伸びず悩んでいたところお褒めの言葉をいただき頑張ろうと思えました、なかなか更新速度が上がりませんがこれからもよろしくお願い致します! (2022年6月16日 22時) (レス) id: 75e355c4c9 (このIDを非表示/違反報告)
momopara427(プロフ) - マリイさん» コメントありがとうございます!妓夫太郎などの性格などしっかりと勉強してから取り組んで見たいと思います、リクエストありがとうございます。 (2022年5月22日 22時) (レス) id: 75e355c4c9 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 夢主が妓夫太郎を養子にして夢主が妓夫太郎に付けた名前は飛鳥 妓夫太郎は夢主に依存して夢主は妓夫太郎を溺愛してる設定見たい (2022年5月22日 11時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:momopara427 | 作成日時:2022年4月30日 22時

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