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煉『感覚だけが頼りか…。
  だが、必ずAはできる。
  みたらしを後15本追加してくれ』

宇『流れ作業で言うなよ』

「煉獄さん…できるかな…」

みたらし団子を食べながら
上目遣いで煉獄さんを見上げるA

煉『ああ、愛いぞ』

不『答えになってねェ』


宇『おい、みたらしがついてるぞ』

宇髄さんの言葉に恥ずかしそうに
口元のみたらしを指先で拭い
舌で舐めとるA、



「ごめん、ありがとう」


宇『ああ、後で抱いてやる』

不『殺すぞォ』


時『まぁ、焦らなくて大丈夫だよ。
  帰ったらとりあえず勉強やめて
  身体動かしてみたら?』

「そうだね、まず体力もつけなきゃ」


時『体力なら僕が夜に稽古してあげるから』

不『くそ餓鬼ィ』



そんな話をしてたら
煉獄さんがあっという間にみたらし団子を
平らげていた。

帰るかァ、と不死川さんの言葉を合図に
立ち上がり、店から出る。


「今日はありがとう、息抜きになった!」


宇『あんまり詰めんなよ、
  富岡が鮭大根減ったって嘆いてたぜ』

不『そんなの作るんじゃねェ』

時『そんなことしたら不死川さんの
  お萩の回数も減るかもね』

不『…鮭大根は週2日にしとけェ』


煉『…A?以前から首元に痣など
  あっただろうか?』


「痣?どこに?」


煉獄さんがAの髪の毛を
上に束ねて持ち上げると
うなじに桜の花びらのような痣があった。


時『…そんなのなかった。
  僕毎日うなじは見てるけど
  一回も見えたことないよ』


宇『なんか色々気になる言い方だが、
  その痣の色、薄いな』


不『まさか、巫女の力と関係あんのかァ?』


「痛くも痒くもないよ?お母さん達にも
 なかったよ、痣なんて」


全員が不思議そうに眉を寄せる。

煉『血鬼術ではないようだから
  今暫く様子を見た方が良さそうだな』


不『とりあえず全員に報告して、
  観察しておくかァ』


宇『俺はお館様に報告するわ』


時『Aも、なんかあったらすぐ言いなよ』



「ん、わかった、ありがとう」





煉『…なぜ、Aの髪の毛は
  こんなにもいい匂いがするのだろうか』


時『髪の毛だけじゃないよ、
  胸元もいい匂いがする』


宇『詳しく教えてみろ』


不『てめェら、早く帰れェ!』

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作者名:momopara427 | 作成日時:2022年4月14日 10時

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