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22(宇髄視点) ページ23

夜が明けた、
全員が無言で集まる

その時胡蝶が口を開いた

し『…まだ、確信はありません。
  Aさんの血を調べていたところ、
  Aさんの血からは鬼の持つ力を
  強く壊す成分がありました』

煉『…壊す、とは?』

し『Aさんの血を体内に入れると
  鬼はたちまち消えるでしょう
  しかし、それを乗り越えると
  何よりも強い力を発揮するのです。
  きっと上弦に試すはずです、
  なので殺されることはないかと思われます』

不『っ、ふざけんなァ!アイツにそんな地獄
  見せられる訳ねェだろ!!』

時『そんなの誰だって思ってるよ』

義『居場所を突き止めるのが先だ』

小『しかしどうする、何も当てがないぞ』


し『一度、お館様に報告しましょう』











産『…そう、Aが…。
  気になったことが一つあってね。
  今までももこが住んでいた場所なんだ。
  街の麓からはだいぶ離れていた。
  しかも誰も寄り付かなかった場所だ。
  なぜ、誰も寄り付かなかったか
  一度調べてもらえるかな?』


宇『御意。俺と冨岡で行きます』



俺は責任を感じていた
祭りに誘ったのは俺だ


あの時の場所は冨岡が知っている
だから俺も行くことにした



すぐに2人揃ってAが住んでいた山の近くの
街まで行き、聞き込みを開始した


…が、人がいねぇ


街はあるのに、なぜ人がいない


1番奥にある、大きな家だけは電気がついていた


人の気配がする


中に入ると荷物を纏めている老夫婦がいた


宇『…おい、ここの街の人はどうした?』

老『旅人さんかい?もうここはお終いだよ。
  護ってくれてた巫女さんが死んだんだ
  巫女さんがいなきゃ不幸が起きる
  災いが起きるんだ』


宇『巫女…?その巫女ってのは誰なんだ?』


老『代々そこの山にいてくれてるのさ
  姿は誰も見たことがないんだ
  毎夜 舞を踊り、
  この街に災いが起こらぬよう護ってくれていた
  悪いが急いでいるんだ、すまないね』


日が暮れると鬼が出るから気をつけなさいと
老夫婦は行ってしまった



義『…Aは舞をしていなかった、
  だがあの山から出てきたのは見た』

宇『でもAには関係ありそうだな…
  とりあえず行ってみようぜ』

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作者名:momopara427 | 作成日時:2022年4月14日 10時

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