こんなんどーでしょ！？８

# ページ11

.




落ち着いた大介にお茶を飲ませながら
びっくりしてぽかーんとしていた亮平の相手は
とりあえずふっかにお任せして


大人がふたりもいながら
こんな事態になってしまったことを反省



「ごめんね、亮平。びっくりしたよね」

「ん、、だいちゃん…だいじょうぶ…？」

「うん、大丈夫」



まだまだ亮平も小さいから
差し出せばほぼ条件反射で口を開ける大介に
加減がわからず次々と食べさせてしまったんだろう



もちろん亮平は悪くないし
これは間違いなくちょっと目を離した大人の責任


その証拠に、かき出したおせんべいは小さく割られていて
亮平はちゃんと俺が言ったようにして
少しずつ大介に食べさせてくれてた



「亮平お兄ちゃんしてくれてたんだもんね」

「うん……」

「んは笑 大丈夫！次からはごっくんしたか見てあげて？」

「ごっくん…？」

「そ、大ちゃんごっくん上手にできたかな〜？って
お口の中見てあげて」



亮平を膝に乗せていたふっかが上手く声をかけてくれて
シュンとしちゃってた亮平もちょっと回復



「だいちゃん、あーんは？」

「あー…」

「ん、ごっくんじょうずにできたね！はいどーぞ」

「ん…♪」



それからはふっかから教わった通り
ちゃんと飲み込みの確認をしてくれるようになった亮平



今回のことを期に

まだまだ目を離しちゃいけないなと

俺も親としてより一層、気を引き締めるのでした



○△□

実はこれ、おこめ。さんと妹の実話なんです(苦笑)

妹1歳、おこめ。さん4歳くらいの時だったかな…

当時のことは全く覚えてませんが、未だに母親に
「マジであの時は心臓止まるかと思った」と言われます

# あつまれ→←#

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す