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「既に処罰を受けてる魂を下界へ戻すのルール違反だと言う事はわかっているな」
捜すこと数時間。
それだけこの地獄で罰を受けてる者が多いということ。
「特にこの女は、下界へ行くことを望んでいない分捜すのに苦労したぞ」
スーッと白い煙だった魂が少しずつ人間の姿に戻っていく。
美しい黒髪、白い肌、伏し目がちの瞼を覆う長い睫毛。
これが蛇女の姉の桜さん。
「似てるようで似てないでやんすね」
「…今更、私を連れてどうしようと言うのです」
威嚇するように私たちを睨んでいるはずなのに、桜さんはどこか寂しげだ。
「あんただろ？ 蛇女にしたのは。最後、あいつが死ぬ間際にあんたが寿命が尽きかけてる白蛇を妹に食わせるように仕向けた」
「………」
「そのまま死んでいたら、あんたら二人は今頃姉妹仲良く天国に居ただろうに。お前は死んで、その恨みを妹に晴らさせようとした。だから此処に居るんだよな」
ああそうか。私がずっと持っていた疑問はこれだった。
佐久間さまから聞かされていた桜さんのイメージからは、とても地獄へ行くなんて思えなかったんだ。
けれど佐久間さまが言う事が本当ならば、天国へ行けたはずの妹を妖怪にして、罪を重ねさせたということになるなら、それなら地獄に落ちても仕方ないのかも。
「…どうしても許せなかったのです。私も椿も、いつも肩身の狭い暮らしを耐えてきたのに。なのにどうしてあんな死に方しかなかったのか。既に死んでしまった私には椿の傍に居ることは出来ても、もう何もしてあげられなかった。あの者たちへ懺悔させたかった。これまでの私たちへの仕打ちを悔いてほしかった、ただそれだけだったのです」
その結果が、たまたまそこにいた蛇妖怪と出会した事で、今の蛇女が生まれてしまった。
「私が代わりに罪を償います。ですから椿のことはそっとしておいて」
「そうはいかないねぇ。俺たちの仲間が危険な目にあってんだ。あんたにはあいつを生み出した責任をちゃんと取ってもらうでやんすよ」
「っ、」
逃がさない、と桜さんの手首を力いっぱい握ったせいで彼女の顔に苦痛の色が浮かぶ。
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ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様、こんにちは(^^)鬼さん血は抜かれるわ、周りに振り回されるは、姫の扱い雑だわで可哀想になってますね（笑）あれ私も彼の担当なのに可笑しいな（笑）最終的には、主役の二人のお話になるので、鬼さんも姫に癒してもらえることでしょう！ (2021年4月6日 13時) (
レス) id: 4af061861f (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんにちは☆桃鬼さん、違う意味で大変ですね(笑)( ´ー`) にぎやかなのもいいけれど、やっぱり桃姫ちゃんに癒されたいですよね♪ (2021年4月6日 12時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様。こんにちは！そうですね、大変な事になっております。いつも展開があっちゃこっちゃになってて着いてきてもらえるか不安です^_^;この次で正解がわかる予定なので楽しみにしててください☆ (2021年3月17日 12時) (レス) id: 29517f669c (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんにちは☆何か、大変なことに…果たして、どちらが偽物なのか、桃鬼さんと殿様は、見破ることができるのか…どちらもそれっぽく見えるから、難しい〜(>_<) (2021年3月15日 11時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様、お待たせしました！よく眠れましたか？心の安定剤とまで言われたら、もう頑張るしかないですね！！更新が開かないように頑張ります！ (2021年2月8日 16時) (レス) id: 32279ed1b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年12月27日 23時
