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「それで結婚したの、君たち」
「「へ！？」」
スタスタと腕を組んで先を歩く銀次郎。
抑揚のない声でサラリと爆弾を落とすのは相変わらずだ。
それに過剰に反応する私たちに、後ろを歩く照さまは肩で笑ってる始末。
「おや、まだなの？ てっきりもう子供の一人や二人拵えてるかと思ったのにねぇ」
「いや無理だろっ！！」
「なんで？ どうせ毎日やってんでしょ？」
「やってねぇわ！」
「やってないの？ なんで？ するでしょ。エネルギー補給になるし。単純に気持ちいいし」
「そ、それは…そのぉ、」
「ん？」
いつの間にか銀次郎の隣に並んだ佐久間さまが、ごにょごにょと口ごもってチラリとこっちを振り返ったかと思えば、銀次郎の耳にコソッと何やら話してる。
えー、なんですかそれ。
「なんだかんだ仲良しですね」
「兄弟というより、あいつらは親子みたいなもんだから。銀次郎は、佐久間が可愛くて仕方ないんだよ、あれでも」
佐久間さまの代わりに隣にやって来た照さまは、それはそれは嬉しそうに二人の様子を見ていた。
きっとこの三人には、私の知らない三人の絆なようなものがあったりすんだろう。
「ここだよ」
立ち止まった銀次郎の背後からひょこっと前方を覗き込むと、金ピカのデカい扉があった。
その隣に人間サイズの小さな扉もあって、そこには白い煙のようなものが次々と入っていく。
「あれってもしかして」
「魂だ。人間だろうが妖怪だろうが、死んだら魂だけとなって閻魔様のもとへやってくる」
視線を横へ流すと、その白い煙のような魂たちがずっと遠くまでズラリと並んでいた。
「閻魔様って忙しそうですね」
大丈夫なのかな？ 会えるんだろうか。
.
「おい、おっさん。仕事をサボるんじゃないよ」
すんなり会えました。
魂が入る扉とは別の扉、金ピカの扉から遠慮なく入って行くと、華やかな装飾品で彩られた部屋へ繋がってて、そのさらに奥へ進むとモワッと独特なお香に包まれた部屋の隅に閻魔様は寝そべっておりました。
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ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様、こんにちは(^^)鬼さん血は抜かれるわ、周りに振り回されるは、姫の扱い雑だわで可哀想になってますね（笑）あれ私も彼の担当なのに可笑しいな（笑）最終的には、主役の二人のお話になるので、鬼さんも姫に癒してもらえることでしょう！ (2021年4月6日 13時) (
レス) id: 4af061861f (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんにちは☆桃鬼さん、違う意味で大変ですね(笑)( ´ー`) にぎやかなのもいいけれど、やっぱり桃姫ちゃんに癒されたいですよね♪ (2021年4月6日 12時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様。こんにちは！そうですね、大変な事になっております。いつも展開があっちゃこっちゃになってて着いてきてもらえるか不安です^_^;この次で正解がわかる予定なので楽しみにしててください☆ (2021年3月17日 12時) (レス) id: 29517f669c (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんにちは☆何か、大変なことに…果たして、どちらが偽物なのか、桃鬼さんと殿様は、見破ることができるのか…どちらもそれっぽく見えるから、難しい〜(>_<) (2021年3月15日 11時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様、お待たせしました！よく眠れましたか？心の安定剤とまで言われたら、もう頑張るしかないですね！！更新が開かないように頑張ります！ (2021年2月8日 16時) (レス) id: 32279ed1b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年12月27日 23時
