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「ほんとお前ら無茶してばっかで世話焼けるわ」
「ひかるぅ」
「照さまぁ」
私たち二人を余裕で抱える照さまの登場に、その場の雰囲気は変わる。
「よっしゃー！！天狗ちゃん！力貸してちょーだいよ！！」
「ちゃんって呼ぶな！」
そうか照さまはふっかさんの過去を知らないままで、印象的に良くも悪くもないまま別れてしまっている。
なのに不思議と息が合う。
ふっかさんが影で死神たちを捕らえると、すかさず雷を操る照さまが死神たちに攻撃をした。
このままならいける？
そう思ったけど、やはり運命は私に味方してくれないみたい。
「蓮！？」
「くっ。すまない、みんなっ」
蓮くんが捕まった。
ということは、らうるたちは？
慌てて木から飛び降りようとした私は佐久間さまに引き止められた。
「大丈夫。きっとあいつらの目的はふっかを止めることだ」
ほら見てみ？ と指さす方を見ると、お父さんたちを背の後ろで守ろうとしてくれてるらうるの姿があった。
らうる……。
「あいつだって男だから、大丈夫。それより今はA自身の事だけ考えろ。あいつらの狙いはAなんだよ？」
「っ、」
辛そうに眉を顰める佐久間さま。
顔にも体にも傷がいっぱい。
遠くを見れば、ふっかさんも照さまも手が出せず動きを止めている。
「深澤、お前はなんだ？ お前は死神だろ？ だったらお前の仕事はなんだ？」
「……俺の仕事は、」
「このガキはあの時のガキか。まさかこんなにデカくなるまでお前が育てるとはね」
「え？」
捕らわれた蓮くんの目が開く。
「あれお前は知らないの？ ……ああなるほど、記憶を操ってるわけか！ ならその記憶、何が正しいのか教えてあげよう」
「やめろっ！」
死神は蓮くんのこめかみに長い爪を突き刺していき、「ううっ」と苦悶の表情を浮かべる蓮くん。
「やめろっ！そいつは関係ねぇから！」
「あ、あ、ああ……、そんな、嘘だろ…」
蓮くんの瞳から涙が溢れる。
きっとふっかさんが書き換えた記憶をすべて思い出してるんだろう。
でも思い出したところで、蓮くんにとってはどちらも辛い過去にしかならない。
だからふっかさんは必死に止めようとした。
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ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。様、有難うございます！私もそろそろ終わるなって頃になると、楽しみと同時に寂しくもなります(>_<)寂しいと思ってもらえるのも褒め言葉と受け取り次に活かします！私の好きなお稲荷様と共演させてもらえて私自身が多分一番喜んでますね(笑)宜しくお願いします！ (2021年4月17日 18時) (
レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 完結おめでとうございます！桃鬼さんのお話大好きだったので終わるのは寂しいですが。。最後にまりんさんのお稲荷サクマ様が登場しましたね！あのサクマ様も好きだったので嬉しかったです☆また次の作品も楽しみにしてますね！ (2021年4月17日 16時) (レス) id: 59fd607722 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - Yukari紫さん» こちらでも有難うございます(^^)嬉しいです☆大好き、私も大好きでございます☆2日続けてシリーズ終わってしまいましたが、新作も公開してますので良ければよろしくお願いします(^^) (2021年4月16日 8時) (レス) id: 4eb798e005 (このIDを非表示/違反報告)
Yukari紫(プロフ) - 完結おめでとうございます。昨日黄色さんのお話の方でもコメントさせて貰いましたが別作品なので改めて！ゆきんこさんの作品大好きすぎてこちらもリアルタイムで追っていました笑２つの楽しみが終わってしまい悲しいですがまた素敵な作品待ってます！ (2021年4月16日 0時) (レス) id: 1087d4c16f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - もか。さん» ありがとうございます！！皆さん大好きまりんさんですね(^-^)喜んでもらえて私が嬉しい☆ハピエンにはしたかったので、それぞれの幸せの形で書かせてもらいました。涙したと言っていただけて有難く思います(^-^) (2021年4月14日 7時) (レス) id: 4af061861f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年4月8日 16時
