殺し屋として暗殺者として…【暗殺教室×博多豚骨ラーメンズ】 (ページ10)

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episode.8 お姉様ページ10

施設に入所して3年後…僕が10歳の時

背も伸び、体重は増え、あの頃とは見違えるような少(.)年(.)となった

筋肉もついた、髪ものびた

殺すための必要な知識も身に付けた

あの過酷な訓練を耐え抜いた証拠だ

しかし、明らかに他の子(人形)らとは体格が違う

僕は何故か筋肉の付け方をバレないように徹底的に管理された

その為、少年とも少女とも言い難い体格となった

だがあの時から自分は男だ

そう─自分自身に言いかけ続けた

その日、僕はいつかと同じように、教官室に呼ばれた

見張り役(人形)に連れられ部屋に入ると、そこには美しい女性がいた

「今日から2年間、お前にハニートラップ等の女性にしか出来ない殺.し方を教えてくれる…
イリーナ・イェラビッチ先生だ」

それを聞いた瞬間、頭に血が一気に上った

が、それを悟られないようにする

しかし…

「ﾌｯポーカーフェイスはまだまだのようだな。
良いか、よく聞け。
この施設の1期生である1人の少年は、自身の趣味として女装をしている。
それは人を殺.すのに莫大な利益をもたらしている。
それなのに何故お前はその技術を身に付けない？
技術を身に付けろ。わかったな」

教官はそう言って出ていった

畜生… 体格を管理されてたのはこういうことだったのか

悔しくなり手を握りしめる

「ヤな教官ね。特に性格が。
だけど、見た目が少し私の師匠(せんせい)に似ているわ」

女性が苦笑した

「先程紹介があったように、あなたの特別講師をすることになったイリーナ・イェラビッチよ。
イェラビッチお姉様とお呼びなさい」

イェラビッチお姉様は華やかに微笑んだ

これもまた人形と呼べない雰囲気があった…

彼女はよくよく聞くと、まだ15歳らしい

驚きだ

『これから宜しくお願いします、イェラビッチお姉様』

深々とお辞儀をする

「えぇ、よろしくね。
じゃあまず、最初の授業はディープキスからかしら」

僕の唇に彼女の唇が一体化した

イェラビッチお姉様の授業が始まった