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episode.7 お話 ページ9
うん、年上には思えない
『僕は…大丈夫…。ちょっとお話を…してただけ…』
“僕”って慣れないな
返事に「良かったぁ」とニコニコ笑うユー
そんな彼は突然ハッとなり、
「君の名前は!?」
と訊いてきた
そういえば言ってなかったかな…？
『雪梅だよ。…女の子みたいな…名前だよね』
女だとバレないように少し恥ずかしがる素振りをする
教官は言っても良いといっていたけど念のためだ
「ううん、スゴく良い名前だね! 君にあってる!!」
大好きだった両親がつけてくれた名だ
素直に嬉しく思った
それと同時に少し苦しくなる
わt…僕は、ユーをだましている…
「ねぇ、もっとお話ししよ。ごはん食べながら…」
「君がいない間に配布されたんだ」と、久々の食料を差し出すユー
お話に関しては微妙だが、食事は賛成だ
お腹が空きすぎて痛いくらいだ
色々な話をした
話すことが多過ぎて食後のあともマッサージをしながら話していた
楽しかった
久々に楽しいと思えた
ユーと僕の間はこの1日で急激に近まった
その証拠にユーは僕のことをシュエと呼ぶようになり、
僕は…
・
・
・
彼のことを人形と思えなくなってしまった
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作者名：星奈 | 作成日時：2018年10月13日 10時
