殺し屋として暗殺者として…【暗殺教室×博多豚骨ラーメンズ】 (ページ6)

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episode.4 違和感ページ6

準備が終わり先程の運動場に整列する

私たちが1番乗りのようだ

どうでもいいけれど

「そういえば名前訊いてなかったよね？
僕、宇宙(ユーヂョウ)っていうんだ」

宇宙(ユーヂョウ)か…

いい名だな羨ましい

先程のキラキラした目にも似ている

黒い空に浮かぶ無数の星

『…よろしくね……ユー』

「あだ名!?うわぁ嬉しいなぁ!」

あだ名なんていうお恐れたものではない

単に日本に住む時期が長かったから、ちょっと言いにくかっただけだ

「ねぇねぇ、君の名m(ﾊﾞﾁﾝｯｯｯ!!!

突然聞こえた聞き慣れてしまったムチの音

見ると、あの教官がムチで地面を叩いたようだった

「1番始めに来て整列していることは良いことだが、そこでお喋りをしているのは感心出来んな」

ｷﾞｭｯと袖がユーによって捕まれる

また震えているようだった

私はその手を払い除けると教官の前へと立った

『すみませんでした』

深々と頭を下げる

『以後気を付けます』

すると慌てたようにユーも駆け寄ってきて、

「すみませんでした!」

と、頭を下げた

教官はﾌﾝｯと鼻をならすとこの場から離れていった

ユーから「ごめん」と小さく言われ、『別に』と小さく首を横に降る

それから他の監房に入ってた少年(人形)たちも整列し、教官がまた話を始めた

教官…よく喋るなぁ

「今から施設について説明する。
先程も言ったように、ここでは常に2人1組で行動する。すべてが連帯責任だ。
互いに協力し、助け合いながら、訓練に励め」

ここまで訊いて違和感を感じる

だがその違和感は次の瞬間吹っ飛んだ

「5年間、お前たちは兵器になるための訓練を行う。
午前中は座学だ。内容は主に語学。5時間、教室の中にこもり、様々な国の言葉を学ぶ。講師は言語ごとに本場の者から学ぶ」

─大丈夫かな

父や母が日本語や韓国語を教えるときに言っていた言葉を思い出す

《新しい言語を学ぶときに1番良いことは本場の人に教えてもらうことだ。その人の言うことを考えようとするからな。
だけどもそれは、やればの場合だ。
やらなければ意味のないただの時間になってしまう》

やってみせる

「午後では実技を学ぶ。習うより慣れろ、だ。今から午後の訓練を始める」

─いきなり…