推しとは繋がりませんっ！『浦島坂田船』

5話 ページ6

そのカフェは若い人たちが行くようなカフェではなく






路地の片隅でひっそりと営まれている、落ち着いた雰囲気のカフェだった。







あ｢こんな所にカフェなんてあったんですね｣





さ｢そやねん、あ、そいえば、名前名乗ってなかったな
俺の名前は坂田悠、よろしくな、えっと…｣





あ｢あ、九条Aです、よろしくお願いします、坂田さん｣




もう、推し確定じゃん！！！！
しかも本名も知っちゃったし








私、明日死ぬのかな？←







私は紅茶を注文して、坂田さんはコーヒーを注文した。







さ｢もしかして…、コーヒー苦手やった？｣






あ｢あ、苦手というか、私、カフェインがダメで…｣





さ｢そやったんやぁ…
あ、仕事なにしてんの？｣








え？









その流れに持ってっても大丈夫なの？
私が言ったら、坂田さんは？的な流れに持ってっちゃうよ？








あ｢去年短大を卒業して、今年一年目で保育士してます｣







さぁ、Aはどうする？




･職業を聞く←


･違う流れに持ってく






Aは職業を聞くを選択した







あ｢坂田さんは、なんのお仕事をしてるんですか？｣






さ｢俺？俺はね、看護師してるよー｣









…その手があったー







そうだ、この人元看護師なんだった






あ｢男性で看護師なんですか？凄いですね！｣





さ｢そんなことないで？てか、敬語、外してや｣






あ｢いや、初対面の人に外すわけには｣






さ｢いやいや、もう初対面ちゃうやん
それに俺だけ外すのもなんか嫌やし｣





あ｢坂田さん、おいくつですか？｣









知ってるけど、聞いとかないと怪しまれるかもだからね

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