推しとは繋がりませんっ！『浦島坂田船』

44話 ページ45

キスされた…？！








あ｢さ、ささささ坂田さん？！な、何してるんですか｣









さ｢んー、無自覚なAちゃんをちょっと苛めてみたかってん｣








あ｢だ、だからってす、好きでもない人にそんなことしたらダメじゃ｢だから！｣え、｣






さ｢だからさ、さっきも言うたやん
何回も言わさんといてや、めっちゃ恥ずかしいねんから｣








す、好き？









坂田さんが？









私を？









あ｢う、うそだ！｣









だって、坂田さんは









あ｢私を、オキニにしたいんじゃなかったんですか？｣









そのつもりで、私にちょっかいだしてたんじゃ








さ｢え？！オキニになってくれるん？｣









あ｢いや、なるわけないじゃないですか｣←









さ｢ひどっ！いいやんー、オキニくらいなってやー｣









さっきの雰囲気はどこへやら








呆気なく私の前から退いてくれた坂田さん









あ｢…今日は帰ります｣









さ｢…うん、気をつけてな｣









そういって、坂田さんの家を出た。







ああ、1人になって考えよう








坂田side








さ｢…はぁ、やってもうたァ…｣









この前、センラの家にAちゃんが泊まったということをセンラが自慢気に語っていた。







それを聞いて、俺は焦ってしまった。









だから、こうやって家に呼んで来てくれた時はほんまに嬉しかった。








けど、センラの家に先上がったって考えたら、なんか
止まらんくなってもうて









あんなことしてもうたし、絶対困らせてもうた。









さ(何やってんねん、俺)









困らせるつもりやなかったのに…

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