無気力系女子は何故か歌い手様達に気に入られました。Part3

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小「そう…ですの……」


その時小森はひと目でわかった
陸がAに恋をしている事に＿＿＿＿＿＿。



小「そんな、顔もできましたのね」





陸「え、今何て…((小「今日は私この辺で失礼させて頂きますね！では！！」





小森はそそくさと走り去っていった。


そして、同時にAの顔を見てモヤりと黒い感情が動き出した。




それが、歯車を狂わす原因だという。










その数日後







母「明、ちょっといいかしら。大事な話なんだけど」




小「はい、なんでしょうお母様」





突然母親に呼び出されて、居間に行くと父親と祖父母全員が全員が勢揃いしていた。






母「明…実はね……」



祖母「美奈子さんいいです、私から直接お話致します」




母「お母様！！！」父「美奈子は黙っていなさい！」






そう言われると、小森の母 小森美奈子は悔しそうに唇を噛むと下を向く。







祖母「福島の坊ちゃんとの見合いの件。


あれは、無しとされましたわ」





小「え………」






何が起こったか分からない小森。










祖母「陸様が縁談をお断りされたそうです。
そして縁談は……」


祖母は1枚の写真を取り出し明に突きつけた。






祖母「この女。神楽坂家の娘に福島の坊ちゃんは取られたそうよ」






明は理解ができず押し黙るばかり。




ただ目に焼きつくのは、その写真の忌々しい顔のみ




祖母「はぁ……この縁談は貴女の将来。
そして、小森家の将来がかかっていましたのに


まぁ、過ぎたことはいいです。
ですが、この結果私達のホテルメーカーは全て逢沢家によって買い取られました」








小「……え、な、何でなんですかおばあ様ｯ！！！」





お黙りなさいと声を張り上げる祖母は、その場の空気を一気に張り詰めさせる。





祖母「急なことです。理解が追いつかないのは分かりますが

明には、今後こんな事がないよう。徹底的に教育をより一層厳しくさせていただきます」




祖父「と、いうわけだ。秀一郎(明の父) お前も教育を厳しくしていけよ」




父「承知いたしました」




それから明は厳しい教育を受けた。

テストで95点以上取らなければ1週間地下に閉じ込められろくにご飯も食べさせてくれなかった。


殴られ、蹴られ、我慢した。

こうして小森明は出来上がる。

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