無気力系女子は何故か歌い手様達に気に入られました。Part3

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96side




こっからどうしよう



れをるの家に一旦戻るか…




何もやることないし




私は大学を出た後すぐれをるの家へと戻った



忘れたくて、信じたくなくて、








れ「あれ？96…おかえりっ！！」






家に着くとまた温かいれをるが迎えてくれる





私はその笑顔を見ると何だか訳の分からないものが体の奥底から込み上げてきた。





我慢出来ずに私はれをるにしがみつき、



今まで出なかったものが心の底から溢れ出た。






頬に伝う雫は次第に大きくなっていき




気づいたら大声をあげて泣きわめいていた。







れをるはそんな私を黙って静かに抱きしめる






悔しい…






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れ「治まった？」







「うん」






れをるは水を持ってくるとテーブルに置いて


私の横に座る。






れ「ねぇ 何かあったの？」






…






言いたくなかった




いや、言えなかった






こんな惨めに何もせずに帰ってきた私を認めたくなかった。






れ「…今日は遊ぼっか！！



あるふぁたち呼んで！！せっかく大学休んだんだから！！」




れをるはそう言うと別の部屋に行ってあるふぁたちに電話をかける。





部屋に1人の私は、Aの事を考えた




もう信じてくれないのだろうか





もう、前みたいにずっと一緒は無理なのかな






デート…まだいってないよ…





遊園地も行ってない





マイナスに考えるとマイナスになる。




気持ちが落ち着かない。






また、あるふぁたちと遊んだら忘れられるだろうか

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