無気力系女子は何故か歌い手様達に気に入られました。 Part2

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次の日＿＿＿＿。




俺たちは会計をすませて病院から出る。




下にはすでにアンさんの車が止まっているらしい。






にしても、



病院の前で看護師さんや介護士さんが
集まって前に進めない。




まぁ大体予想はつくけど…






女1「あ、あの！こちらに何か御用ですか？////」




女2「ちょっと！それ私が聞こうとしてたんだけど！」






と、熾烈な女の戦いが繰り広げられている。





皆さん。ここは病院の前ですよー？
と、言いたくなるしまつだ。






そう、アンさん達が囲まれている。




まぁ、イケメンはさぞかし大変で？








するとアンさんがこちらに気づいたらしい。




正直今声をかけて欲しくないのだが…






しかし、そんな願いは届かないらしく








ア「あ、Aちゃん！」






と、にこやかに微笑まれる始末。





その瞬間全員がこっちを振り返り、
渾身の嫉妬をこちらに向けてくる。




ていうかできれば向けないでほしい。







とりあえず俺は知らん顔をしてみた。


ていうか、視線を逸らさないと殺される自信が今ならある。






すると輪の中からツカツカと歩いてくる男。






店「A！！大丈夫？」





そう言って体を隅々まで触ろうとする店長。





「ちょ、やめろって！」






本当に周りの視線が痛い。







96「こら店長！



A退院して来たばっか何だから触っちゃダメ！！」





と、割って入る96。




本当に良くやってくれた。





後でタピオカをあげよう。←








今日はこの3人で迎えに来たらしく。




看護師と介護士を避けて車に乗った。







あぁ。やっとゆっくりできる……






俺は窓の外を見ながらふと、昨日の出来事を思い出す。









あの人………






気のせいだよな。











あいつは、









もういない＿＿＿＿＿。

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