【QK】五重奏の鍵 (ページ45)

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心の叫びページ45

「ホント、びっくりしたからね！？気をつけて歩け！！」
お前も無茶言うな！！！
「そうは言っても」
「そりゃ気をつけるだけじゃ、どうにもならん時もあるけどさぁ」
「心配していってくれてるんでしょ？」
「…そういうこと」
やっぱ良い人達だわ(n回目)
須貝さんは丸イスに座って溜め息をついた。須貝さんでけぇなーとか思っていると、声をかけられた。
「ねぇ」
「なに？」
「かえってきてくれて、ありがと」
こうちゃんみたいな事を言う。感謝…されるべきなのか？
「どーいたしまして」

また沈黙が続く。この人達似てるな。
「伊沢。退院するまで通うから」
須貝さんは笑いながら言った。
「ははっ！ありがたいですねぇ」
「乾とかも引き連れてね」
それは…全員連れてくる気だな？

「今日はしっかり休んでや」
須貝さんは下を向いて言った。泣きそうな目をしている。
「そうするよ」
「うん…待っとるから」

そうして須貝さんも部屋を出た。
「また来るからねー」と、福良。
「絶対行きますから」と、山本。
「明日にはね」と、須貝。
いや、みんな忙しいだろ。と言いたかったが、やめておいた。来てくれるなら、来て欲しいから。