【QK】五重奏の鍵 (ページ27)

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シンキングタイムページ27

次は“Think”
扉を開ければそこは…

　「…戻ってきたのか？」

プラネタリウムだった。
しかし、星は見当たらない。それどころか電気が無いのだろうか、照明や空調が稼働していないのだ。つまり暗い。
始めのプラネタリウムとは違うようだ。
もしかしたら…と思って俺が目覚めたイスにむかった。たぶん俺が起きたであろう赤い座席には白い封筒が置いてあった。中身を調べてみる。
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仲間外れには危険が迫る
隠れ上手は哀しみにくれ
願うは夜空
選ぶべきは始めの扉
孤独は待っても
孤高はかえらない
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(…… ？？)
わからない。まぁ読んだだけで理解できる文章ではない。
「…裏にもあるな…」
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それは
それは才気
それは許容
それは信念
それは犠牲
それは疑心
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これはまだ推理できる。『それは』が６つ…俺とアイツらのこと。ただこれを上から思い出した順に当てはめても、何故その熟語になるのかわからない。
河村が才気なのはわかる。福良が許容か……ま、それこそ許容範囲。須貝さんが信念…？いい人だけどさ。山本が犠牲？ここから本当に意味がわからない。こうちゃんが疑心？？え？なんで？
…そして、
「俺は無いのかよ」

もしかしたら当てはめるわけじゃないかもしれない。
「表のほうが重要そうだけどなぁ」
一旦、紙は封筒にしまって扉を確認した。
扉は四つあった。