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誰そ彼 ページ13
その陰はバットを指差し、指で3を作った。
「三本勝負か？
俺が打て俺にば一点。俺が打てなかったら君に一点だ」
“そう”と、言うようにまた頷いた。
その人は手を挙げ、ボールを勢いよく投げた。
速い。
選ぶ とはそういうことか…
自分で勝手に納得する。まぁ見ていてくれ。
「こいつの答えは…__ストレートだ！」
バットを振る。
予想もボールも大当たりだった。
2回目。次は…？
カーブとかか？というかこれ、何が来るかわかっても打てなきゃ意味なくね…？
ボールが投げられる。ボールは曲がって俺に近づいてくる。やっぱり速い！バットに当たるか危ういぞ！！
ブンッ！！
空振り。
「っ…はぁ〜。当たらねぇ…」
こうして一対一。次当たらなかったら…
どうなるんだ…？？
陰はまた手を挙げて合図した。
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作者名：MOKKA | 作成日時：2023年8月9日 15時
