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土をふみしめて ページ11

ガチャリ

無名の扉の鍵が開く。よかった。
farmはこれで合ってたんだ。
疲労困憊の体に鞭打ってドアノブに手をかける。「さぁ次は…」
白いプレートは電子機器のような音を出しながら文字を浮かばせる。パチッと最後のアルファベットが浮かんだ。

「select…？」

動詞が戻ってきたな？正解を選ぶのだろうか。
だんだんと法則が分かってきたので予想をする。
河村の存在も福良の存在も思い出した。俺の友人は自分に負けないくらい頭が良い奴らだ。
次は誰だろうか。

ドアを勢いよく開ける。
土の匂いが俺を包んだ。

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作者名：MOKKA | 作成日時：2023年8月9日 15時

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