「もう他人じゃない」【降谷零】

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「告白に決まってるわ！！」

「んぐっ」

園子ちゃんの言葉に思わず食べかけの焼きそばパンが喉に詰まった。
ちなみに今日限定の台湾風焼きそばパンで、甘辛くて以外と美味しい。それはさておき、別に園子ちゃんは私に言ったわけではない。


「さっき校舎裏にみよこが先輩と歩いてくとこ見たのよ！これはもう明日には二人仲良く登校ね！」

まぁそう言うことだ。
実はこの二人にはまだ相談してない。恋愛上級者(？)の二人に相談したいのは山々だが、二人の性格を考えると…

なんか色々仕組まれそうで怖いと言うのが本音だ。

「年上の彼氏って素敵だよね〜」

それコナンくんが聞いたらきっと嫉妬するよ、園子ちゃん。
そのまま二人は恋愛トークに熱を上げ始めたのでなんだか居心地が悪くて先に教室に戻った。



けどさっきの内容は気になる。



告白………告白かぁ。
やっぱするもんだよなぁ
安室さんが好きだと分かった今、私がとるべき次の行動は告白だろう。
え、まじで？私告白するの？安室さんに？？

いやいやいや…告白って…こくはく…コクハク…









はっ！！

気づけばポアロのドアを開ける直前だった。
あっっっっっぶね！！！！

あ、あれ、おかしいな？今日は帰るつもりだったのに
もはや習慣化してしまったポアロ通いを恨むことになるとは…

だめだ頭がおかしくなってる。
こんな状態で安室さんに会ったら…



「あれ？Aさん！」


おぎゃぁあ((
「ひ、あ、安室さぁん」

思わず出そうになった叫び声を飲んだせいで声が裏返った。
待って待って待ってそっちから急に来られると困る！！！

片手でドアをを抑えているエプロン姿の安室さん
…待ってくれこんなに顔が良かったか？？？

なんせ安室さんが眩しいんだ。やめろそんな嬉しそうな顔しないでくれ
そんな、一向に入ろうとしない私を不思議に思ったのか安室さんは

「どうして店に入らないんですか？」
と聞いた。

「えぇ！？っと…用事を、思い出して…？」

グダグダすぎる私…
なに？安室さんを意識し出した瞬間から私ポンコツすぎない？？

「…どうかしましたか？」

「え！？なにが！？いたって普通ですけど！？」

普通じゃねよ動揺しすぎか！！もういっそ、もずくになってしまいたい(？)
寧ろなんで安室さんは冷静でいられるんだ？？一応ハグしあった仲なんですよ？？
いや待てハグなら誕生日の時もしたわ、でも状況が違うんだよ！！！

こちとらあなたに惚れてるんだよ！！！！

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