あの、離婚危機です【青】

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『…』


マ「…」


父「…」



数秒前まであんなに楽しそうだったのに、一気に重くなる空気。私は真面目に人生の終わりを覚悟していた。



マ「パパ早かったね？」


父「娘が阿呆らしい事をしていると聞いたからな」


『阿呆らしい事で悪かったですね』



正直"お父さん"の顔を見るだけで嫌だったけど、そこで目をそらしたら何を言われるかわからないので我慢してみる。




父「で、何をやらかしたんだ。言ってみなさい。」


『嫌』


父「だから結婚なんぞするなとあれほど」


『貴方に言われる筋合いはないので！！！！』


マ「ま、まぁまぁ…」


『ちょっと外行ってくる』



ママが止めてくれたけど、頭に血が上ってしまった私は家を飛び出した。





・





『はぁ…』



悩みがあると必ず来ていた浜辺。

今の季節少し(かなり)寒いけれど、それさえも愛おしく感じるくらい大好きな浜辺だった。

そして昔からの私の居場所でもある。



『ここにきたら不思議と落ち着くんだよなぁ…』



そう言いながら優しくベンチを撫でる。

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