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soside
今日のFC動画の撮影は5人で焼肉食べるんだって。久しぶりの5人の撮影だしちょー楽しみ!
ひとつ心配なことを除いて。
ちゃんと気にしといてあげないとな、
勝利のこと。
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撮影が始まった。
最初の方はたまに気にかけていた。
でもすごく勝利も笑って楽しそうにしてて。
気づいたらもう撮影も終盤に差し掛かっていた。
5人の撮影はやっぱり楽しいねーなんて仲良いスタッフさんと言い合ったりし、撮影を締めた。
聡「やばい、ちょー楽しかった」
健「な、飯も美味かったし。」
勝「ふふっ、あ、俺トイレ行ってくるから先戻ってていいよ」
勝利は1人でスタスタとスタジオを出ていった。
健「じゃあ楽屋戻るか。」
マ「んー」
風「どした?」
マ「やっぱ僕もトイレ行こ!」
風「なんだよw」
マリも勝利も急いで追いかけて出ていった。
なんてほんわかしていたのはこの一瞬だけだった。
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marside
僕ここのスタジオの構造わかんないからトイレの場所もわかんないの、だからまず勝利くん見つけないと…一緒にでればよかった…
なんてあとから後悔してる。
マ「あ、しょーり?」
今後ろ姿がちらっと見えた気がする。
僕は急いでその背中の行く先を追った。
マ「あ、あった、」
勝利と思われる人が曲がった角を曲がると、トイレがあった。こんなとこにあったんだ、
急いでトイレの中に入った。
トイレを見つけたはいいものの、その中にはいつもとは違う、でも見た事のある、いや、見たくなかった光景があった。
マ「ッ!?しょ……り?」
勝利はトイレの入口らへんで倒れていた。
まただ……
でも今までと違うことが。
マ「勝利!、ねぇ!」
意識がなかった。
僕はどうすればいいか分からず、急いでメンバーに連絡した。正直誰でもよかったから適当に押しちゃったけどとにかく勝利が心配だった。
マ「あ!もしもし!」
風「ん?どした」
マ「勝利がっ…!」
風「え、?」
マ「倒れた、」
風「は…?」
マ「っ意識もないっ…」
風「ッ今どこにいる?」
マ「2階のトイレ…どうしよ、勝利っ…」
風「すぐ行くから待ってろ、お前は名前呼びかけてあげて。できるな?」
マ「んッ…」
風「いいこ、待ってろ」
あぁ、やっぱりすごいや、風磨くんは。
僕は静かに目を閉じている勝利を抱きしめながらただ声をかけることしかできてない自分に腹が立った。
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作者名:蔾 | 作成日時:2023年2月3日 23時