月夜に舞う (ページ22)

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epilogue ページ22

阿「これってさく姫と蓮様のその後は書かれてないけ
　ど、2人はどーなるの⁇」

阿部の疑問に佐久間はにぱっと笑う。

佐「考えたけど、書く前に力尽きたであります‼」

渡「ふははっ、なんだそれ笑」

目「ちなみにどーなるんですか⁇」

佐「んーと、さく姫は翔様を一生想いながらも簪を
　持ってきてくれた向井殿と結婚して幸せに暮ら
　す‼」

渡「ちょっと、待て‼」

さく姫の物語に渡辺がストップをかける。

渡「お前自分の役所だけ贔屓しすぎじゃね⁉」

阿「俺も思った～。俺なんか死んじゃってるのに笑」

佐「さく姫は生娘でお姫様な設定だからね～。」

目「蓮様はどーなんの⁇」

佐「蓮様は禿と助かるけど色々あって結局禿に刺され
　て死んじゃう‼ちなみに禿はラウールがモデル‼」

佐久間の言葉に目黒はえっと声を上げてフリーズする。

阿「その色々がめっちゃ気になる笑」

佐「でも天国でお亮と再開して幸せになるよ～」

渡「おいっ、まじで俺だけ不幸じゃん‼」

佐「まあまあ、おちついて‼笑」

渡「ほんっと、全然良くない‼」

騒ぐ2人をよそに阿部はさっきから固まっている目黒の肩を叩く。

阿「目黒、蓮様とお亮は天国で結ばれるんだって～。
　良かったね。」

目「あべちゃん‼」

阿「え、なに⁇」

急に阿部の両肩を強く掴む目黒に阿部は目を丸くする。

目「俺、ぜってー守るんで。口だけじゃないから。」

阿「いやいや、気持ちは嬉しいけどこれお亮と蓮様の
　話だから。目黒感情移入しすぎだよ笑」

目「あ、そっか。」

阿部はやんわりと目黒の手を肩から退けながら笑う。

心地よい風に、開けてある窓を見ると桜の花びらが楽屋に舞い込んできた。

阿「今日も平和だね～。」

目「あべちゃん、いつでも頼って下さいね。」

阿「はいはい。ありがとう。」

＊～＊作者より＊～＊

ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。
終わり方分かんなくなって最後は無理やり感満載で申し訳ありません汗
でも初めてちゃんと完結させる事が出来たので良かったなぁと思います。

また作品作った際には読んで頂けたら幸いです。
本当にありがとうございました。