【文スト】最年少幹部さんと養子縁組なりました【太宰治】【東方project】

養子縁組＿拾漆 ページ18

「あのー…太宰さん。高級車は何処へ…？」









現在時刻9:30(因みに午後)









何故かポートマフィアの傘下の商店街を太宰さんと手を繋いで歩いて居る









手 を 繋 い で … ！









有り得ないマジ無いわ最悪









悪魔に手を引かれるとか地獄への御案内と同じだわ未だ死にたく無い









と云うか数奇の高級車は何処行ったよ









家帰るなら車だろ









然も太宰さん…いや悪魔はニコニコして手を離してくれそうに無い









「…？あゝ、君の孤児院に行った時の車だね。あれは私のじゃあ無いよ？中也のだ」









すげぇ中原さん金持ちかよ…









太宰さん若しかして金、無いんじゃね…？









「へぇ…てっきり仲が悪いンだと思ってました。車の貸し借りをする位仲が良いンですねぇ…感心します」









「何を云って居るんだい？私と中也が仲良し？考えたく無いね…あんな蛞蝓と仲が良い何て…あの車は盗んで来たのだよ」









ハァ！？ぬ、盗む！？









可哀想にも程があるぞ中原さん









今度中原さんのお話聞いてあげよ…









「太宰さん最低ですね呆れました論外です犯罪者です」









「わぁ凄いねぇ。そんなに面と向かって私に云うのは中也以外初めてだよ。君、良い本性してるね！」









そう云って頭を撫でる太宰さん









包帯ザラザラで気持ち悪ッ…









まあでも優しい撫で方だ









…撫で方はシスターさんには負けるけど









「さ、着いたよ。此処が私の家だ。今日から君の家でもあるけど」









「うわ！デカっ！此れ高級マンションだ！此間ミチカちゃんと見ましたテレビで！ビバ金持ち！」









ハッ！感極まって叫んでしまった…









ミチカちゃんは良く孤児院皆んなで行ってた教会で遊んで呉れて、偶に孤児院に来てくれた聖母の様な女の子









テレビでミチカちゃんと話してたヤツだ…









「うわぁ君、結構金亡者何だね…」









「放っといて下さい。この性質は両親にも呆れられてました」









「ふうん…そう云えば！心中で亡くなったんだよね？君の両親」









「あのですね、貴方にプライバシーとか無いンですか」









「？無いよそんな物」









いや有るだろう作れや









私が思春期になったら如何するンだよ









「ま、取り敢えず中に入り給え。ゆっくり中で話そう」









「ええ…強引ですねぇ…」

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