空き家だと思って入った小屋で出会った彼女は未来の〇〇でした【どろろ】 (ページ12)

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第10話ページ12

そうは言ってもA達がいた場所から目的地の家まではそんなに離れているわけでもなく
しばらく歩いていたら家は見えてきた

Aは両手が塞がっているので百鬼丸が戸を開ける

ガラガラ

貴『じゃあ百鬼丸、もう家には着いたから手を……』

百｢……ｯ！い、嫌だｯ｣

貴『でも、手を離さないと着替えれませんよ？』

百｢良い……｣

貴『えッ！？』

貴『いや駄目ですよ、女物の着物じゃ動きにくいでしょ？』

百｢…………でも｣

貴『わ、分かりました、離れるのが嫌なんですよね？だったら着替えている時も傍にいますから』

百｢……………｣

こくっ

貴『ふぅ…それじゃあこれ、どうぞ』

百｢傍に…｣

貴『いますから！早く着替えてください！』

シュル、サッ、シュルシュル

うう、どうしてこんなことに……

クシャ

あ、そうだ、”兄様”からの手紙確認しなきゃ

………………え？

百｢A……｣

貴『あ、着替え終わったんですね』

Aが後ろを振り向くと初めて姿を見たときと同じ格好をした百鬼丸がいた

百｢何をしてたんだ？｣

貴『あぁ、手紙を読んでいたんです』

百｢手紙？｣

貴『はい、百鬼丸が言っていたあの荷物を送る相手の方からの』

百｢………どんな内容だ｣

貴『あ、そ、それが、どうも』

Aは百鬼丸に手紙を見せる

貴『帰って来いと言われてるみたいで』

その内容は里帰りの事が書かれていた

～作者～
遅れてしまって申し訳ございません
12時までには間に合ったと思います

日付が変わった後にも、1話出します
すぐじゃないですけど