ルンチ2 ページ7
キッチンに着くなり、天月さんはバビューンと席に座り目を輝かせた
あま「わぁ!ペペロンチーノだっ!おいしそ〜!」
『いえっ、そんな……っ!逆にこんなものしか作れなくてすみません…』
私がそう謝ると、天月さんは むっとした顔になり
あま「こんなものなんかじゃないよっ、すっごくおいしそうだし!だからもっと自信もって?」
そう言って無邪気に笑い、「ささっ!冷めないうちに早く食べよ〜?」と言われたので、私も天月さんの隣の椅子に座って、一緒に「いただきます!」と言ってパスタを口に運んだ
天月さんもパスタを口に運んだようで、「んっ!?うまっ!」と言って再び目を輝かせていた
私も、結構自信作だと思う
(はぁ…良かった〜、毎日自炊してて…)
私は自分のことを褒めて、もぐもぐとパスタを食べた
あま「なんかさ、こーしてると新婚さんみたいだねっ!」
『っ!?!?』
天月さんがいきなりこんなことを言うもんだから、私は『ゲッホ ゲホッ…!』とむせてしまった
そんな私の様子を見た天月さんはぎょっと目を見開き「大丈夫!?」と慌てて背中をさすってくれたけど、申し訳ないですが大丈夫じゃないです…
だって!いきなりあんなこと言うんだもんっ!そりゃむせるよ!天然怖い……っ!
でも、天月さんが背中をさすってくれたおかげでだいぶましになってきたので『すみません、もう大丈夫です…!』と言って体勢を起こした
あま「良かったぁ………えっと、僕変なこと言っちゃったかな?」
『い、いえっ!変なことなんて……っ!全然大丈夫です!』
私は、にこっと笑って答えた
でも本音を言うと……
(めっちゃ心臓バックバクなんですけど!?)
『あっ、食べ終わりましたね!私洗い物してきます!』
私は、自分の緊張を天月さんに悟られないよう普段通りに、食べ終えた食器に手をかけた
でも───
『天月さん………?』
173人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桃菜 -モモナ-(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます!たくさん更新できるように頑張ります!これからもよろしくお願いします!*_ _) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2019年2月18日 5時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桃菜 | 作成日時:2019年1月20日 22時