悪いクセ２ ページ47
天月さんは未だに私のほっぺたをむにむにして「あはははっ！ｗ」と笑っている
私はそろそろ色々ヤバそうなので、天月さんの胸あたりをトントンと弱々しく叩いた
その様子を見た天月さんは、ようやく私のほっぺたをいじる手を止めた
けど、まだ離してはくれない
私はヒリヒリと痛むほっぺたに、涙目になりながら天月さんを見上げると、天月さんは真剣な表情をしていた
あま「これからは、すぐに顔を隠さないって約束する？」
(え……？どういうこと…？)
私は訳が分からないとでも言いたげな目で見つめると、天月さんはそのまま言葉を続けた
あま「僕はもっといろんなAちゃんを見てみたい。笑った顔、泣いた顔だけじゃなく、もっといろんな表情が見たい。…だから、これからは顔を隠さないで、ちゃんと僕たちのことを見て？」
天月さんは「ね？」と言って、どこか寂しそうな表情で私のことを見つめた
(天月さん……そういうふうに思ってたんだ…)
他のみなさんの方を見てみると、みんな私のことを見ていた
(天月さんだけじゃない……みなさんも…)
そして私は、こくっと小さく頷いて最後に、にへらという控えめな笑顔を浮かべた
その様子を見た天月さんは、「わかればよろしい！」と言って私の頬から手を離した
私はもうすっかり伸び切ってしまった頬を擦っていると、横から陽気な会話が聞こえてきた
まふ「ふふっ！なんかこうして見ると、ふたりって飼い主とペットみたいだよねｗ」
さか「あー！確かに！ｗ」
そら「主従関係的な？ｗ」
あま「なるほど！僕がご主人様なのか！よしよしひなちゃん、こっちにおいで？」
『みなさん何か誤解してませんか！？天月さんもノらないでください！！』
うら「んまぁ、俺とAは師弟関係だけどな」
『うらたさん！？！？』
こうして、私と愉快な歌い手様たちとの楽しい時間はそろそろ終わりを迎えようとしていました
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桃菜 -ﾓﾓﾅ-(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！たくさん更新できるように頑張ります！これからもよろしくお願いします！*_ _) (2019年3月10日 23時) (
レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2019年2月18日 5時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃菜 | 作成日時：2019年1月20日 22時
