秘密 ページ40
さか「ねぇ奥さ〜ん、さっきの聞きました〜?」
まふ「もちろん聞きましたとも〜!」
その声は坂田さんとまふまふさんだった
何やらふたりはにやにやしながら話している
私は首を傾げて不思議そうに見ていると、そらるさんが私の心を代弁してくれるように口を開いた
そら「なにやってんのお前ら」
まふ「えっ!そらるさんさっきの聞いてなかったんですか!?」
そら「あー……雛菊ちゃんの本名がAさんだっていうこと?」
(……………ん?)
そら「あれ?そういえば、最初に部屋に入った時、声優とも言ってなかった?」
まふ「あっ!確かに!!」
さか「俺は知っとったで〜」
まふ「えっ!?なんで!?」
(え、ちょ、ちょっとまって…私みなさんに言いましたっけ…?)
そんなことを思って記憶を巻き戻してみると、ふと心当たりが見つかった
それと同時に私の本名と本職をバラした張本人を見ると、その人も思い出したような顔をして口を開いた
うら「あ、言ったの俺だわ」
(うらたさぁぁん……かるいですよぉ……)
私は唇をかみしめて『うぅ……』と唸るようにうらたさんのことを軽く睨むと、うらたさんは「わりぃな」と半分笑いながらそう言った
『うらたさぁん……だからかるすぎますって…。全然悪いと思ってませんよね…』
うら「いや悪いとは思ってねぇけどよ、どうせいつかはバレるじゃん?それがちょっと早かったってだけよ」
(悪いと思ってないんですかぁぁぁい!)
私は内心ツッコミを入れながらも、彼の言い分に少しだけ納得した
(そうだよね…いつかはバレるんだもんね)
私はそう思って静かに口を開いた
『はい、みなさんお察しの通り私は声優をやっています。まだ全然有名じゃないんですけどね…。うらたさんにはとてもお世話になっています!』
うら「ん。で、こいつの本名は成瀬A」
『成瀬Aです!改めてよろしくお願いします!』
私は改めて自己紹介をしてみなさんに笑顔を向けた
するとみなさんは「よろしくね〜!」と私のことを笑顔で迎え入れてくれた
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桃菜 -モモナ-(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます!たくさん更新できるように頑張ります!これからもよろしくお願いします!*_ _) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 21d5e627ad (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2019年2月18日 5時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃菜 | 作成日時:2019年1月20日 22時