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それからしばらくして、私達は会議をしていた

内容は今後の人間への振る舞い

そしてシオン含む、殺された者たちの蘇生について、だ。

リムル「この二つの議題の前提として、お前たちに伝えておくことがある

俺は魔王になる。

以上だ。じゃあ始めようか」

──本題に戻し、まず皆の人間に対する意見を聞いた

するとやはり人間に対し批判的な意見が多い

ゴブタ「…オイラは

ゴブゾウ達を殺したファルムス王国の騎士達はキライっすけど、ヨウムさんや部下の人たちは同じ師匠の下で同じ釜の飯を食った仲間っす

アイツラとはちがうって断言できるっす」

ゴブタはその後スンッと鼻水を吸った

『………どの世界にも、悪い者と良い者はいる

それに、やりたくてやっている訳でもない人もいる。

………私の世界も、そうだった』

シュナ「A様…」

『人間、と一括りにするべきでは無い。と、思う……』

リムル「あのな、皆

俺は元人間の転生者だ

いわゆる─

異世界人と呼ばれる者たちと同じ世界の人間だった───」

それからリムルの、転生してから今までの経験、全てが語られた

リムル「──すまなかった。全ては俺の責任だ」

それからシュナを始め、ベニマル、リグルその他大勢がリムルの謝罪に反論する

ハクロウは、油断、そして弱さが原因。そして自分たちの怠慢が好き放題されてしまった理由だ、と一喝した

私はまだ納得していないリムルを抱え、膝においた

『リムルは……私の友であり、皆の主……

何をしようと、リムルの身勝手が……私達の進む道。

それに……私達が尊敬して……好意を……抱いているのはリムルなんだよ

前世がどうのと言われても、私達には関係ない。』

リムル「………そうか。そうか」

私の膝の上にいるリムルは、少し顔を赤くし、ちょっとだけ溶けているように見えた




それからしばらく、侵攻中の連合軍に対してどうするか、について会議をしていた

ベニマル「差し当たって対処すべき人間は侵攻中の連合軍ですね

布陣を考えませんと…」

リムル「ああ、それなんだが

連合軍の相手は俺に任せてほしい」

『殺された者達の蘇生…そして魔王化に必要な儀式(プロセス)だから…だよね?』

リムル「ああ。心配ない、油断はしないし、手加減もしない

それにお前たちには別に任せたいことがある

弱体化の原因である複合結界の解除と、シオン達の魂之拡散を防ぐための新たな結界の用意だ

人選は──」

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作者名:Kネコ | 作成日時:2023年7月31日 7時

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