もしもナイトメアがこの世に存在しないなら【完結】 (ページ4)

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牛丼屋にてページ4

そして、牛丼屋に向かう。

さっさと食って家に帰ろう。
あいつ店手伝ってんのかな？

A「すみませーん」

翼母「Aちゃんいらっしゃい。
牛丼はどの大きさがいいかしら？」

海津さんのお母さん、
全然海津さんに似てないな…

A「あ、並でお願いします」

翼母「翼～牛丼の並3つよろしく～
私も食べるから。翼もAちゃん
と一緒に食べちゃいなさい」

翼「後でコンビニに買うからいらない」

翼母「今日は牛丼が余りそうなのよ」

翼「おっさんに出せば掃除機
みたいに処理してくれるし」

(注)おっさん
→田中県一のこと。牛丼が大好きで
かなり変人。原作の中では、実は
ナイトメアランキング1位のランカー。

翼母「それが、田中さん牛丼食べ
過ぎてお腹壊したみたいでさっき
牛丼の出前が入ったところなの。
だから今日は余ってるのよ」

翼「腹壊して牛丼の出前って
おっさんバカじゃないの」

翼母「だからお願い」

翼「フンッ」

フ、フンッって…いくら
お母さんでもその返事はなくない？

A「あのさ、海津さん…」

翼「なに？どうせ説教かなんか
でしょ。そういうのいらないから」

A「はあ！？」

翼「なに1人で怒ってんの？俺は人間が
信用できないの。だからほっといて？」

A「あっそ」

翼「あんたも俺と一緒じゃんw」

A「一緒にすんなよ…
というか海津さん、初めて笑った」

翼「俺をなんだと思ってる訳？」

A「毒舌で生意気」

翼「その言葉お前にそっくり
そのままお前に返してやるよ」

翼「あーあ、なんか面倒くなってきた」

A「なに考えてんのよ？」

翼「wwwあんた面白いね」

A「…。」

翼「あんたのこと気に入った。
お前、俺のチャットに来なよ。
すごい良い奴ばっかだからさ」

A「…ご馳走さまでした」

翼「これチャットの事書いといた
から。今日の8時に来てよね？」

A「行くとは言ってない」

翼「ハハッ、来なくてもいいけどね」

そして私は何故か翼と打ち解けて
店を出た。…あいつ、うざいけど
意外と笑うんだな。