エフェメール（× in）

たまには〇くんも大活躍 hkin ページ32

hk Side









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｢ひかぁ、…｣

｢はいはい、怖かったね〜｣

｢もー、やだ…っ｣





オレのひざの上に座り
首元に顔をぐりぐりと押し付けて甘えてくるのは
いのちゃん。俺の恋人ね。
で、なんでこーんな甘えたになっちゃったか。

遡ること30分前…









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｢ひかるー、コーヒーでも飲む？｣

｢うん、作ってくれるの？｣


｢ふふ、まかせとけっ、｣





たまたま被った休みということで
いのちゃんが家に来てくれた。
なかなかこんなことしてくれないのに
今日はどうしたんだろう、と嬉しいながらも不思議に思ってたその時だった。

かたっと、何か音がした。
ちらり、いのちゃんの方を見るとすごい顔で固まってた。





｢い、いのちゃん…？どうした、？｣

｢……、でた。｣


｢へっ、？｣









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｢じー、…でたっ、！やだ、ひかる！！｣




そう、いのちゃんが見てしまったのは
黒いカサカサ動く【G】こと【ゴキブリ】だったんだ。

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