【HQ】常連さん【松川一静】 (ページ25)

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松川「…何があった」

シュークリームを食べ終わって、一静くんと合流したが、一静くんは私の服装を見て不思議そうに言う。

…

松川「まじか笑」

事情を説明すると、Aちゃんって結構おっちょこちょいだよな、と笑われた。

(やっぱ笑った顔好きだなぁ)

松川「んで、美味しかったの」

「うん！おいしかった！」

花巻「マジ最高だった！」

松川「Aちゃんに感謝だな、花巻」

花巻「それな！ほんとありがとうな！」

「いえいえ！てか、こちらこそカーディガンありがとうね！洗って返すから！」

花巻「洗わなくてもいーよ？」

貴大くんはそう言った後、「あ！」と声を上げる

松川「何だよ」

花巻「Aちゃん、LINE！」

「あっ、」

そうだった、LINE教えてって言われてたんだった。
水をこぼしたことで頭が一杯になってたわ…

私は貴大くんにLINEのQRコードを見せた。

それを読み取る貴大くん

花巻「よし、おけー。」

毎日LINEするわ、と貴大くんがふざけて言う

それに対して一静くんが「即ブロックしていいから」と私に言った。

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花巻「じゃ、今日は本当ありがとうな！また誘うわ！」

「うん、また誘って」

２人は私を家まで送ってくれた。

久々に充実した放課後だった気がする。

松川「明日はバイト？」

「うん！」

松川「そっか、じゃあバイバイじゃなくて、''また明日''だな」

サラッと明日も来てくれる発言をする一静くん。

じわじわと、嬉しさが込み上げる

「じゃあ2人とも、気をつけて」

にやけそうな顔を我慢して、2人を見送り
見えなくなった所でやっと表情筋の力を抜く

抜いた瞬間、これでもかって程に緩む自分の顔に
少し引いてしまうくらいだ。

「早く明日にならないかな」