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望月「じゃあ、私ここ曲がるので!」
「ばいばい望月さん。今日はありがとう」
午後からはあっという間で、
すっかり日も傾いている。
応援を終えた私たちはそれぞれの家路に帰る
ピロン、
私の携帯が鳴る
「…お母さんだ。…牛乳買ってきて?」
母からお使いのお願いだった
「仕方ないなぁ。ちょうどバイト先すぐそこだし、
寄って帰るか〜」
どうせ通り道だしね、と考えながら
私はバイト先のコンビニへ足を運ぶ
______
かごに牛乳を入れ、
家路までのおやつを選ぶ
「あんまり食べるとご飯入らなくなるから
チロルチョコ2つくらいにしとこう」
小さなチロルチョコを2つかごに入れ、
私はレジへと向かう
『桜田さん?』
どき、と心臓が跳ねた
私はこの声を知っている
振り向くと、そこには松川さんがいた。
「お、お疲れ様です!」
松川「敬語〜」
「あっ…!お、おつかれ!!」
松川「プ、なんかそれはそれで面白いね」
「えぇ〜…??」
まさかこんな所でも会えるとは。
今年の運使い果たしてない!?大丈夫!?
松川「買い物?」
「うん、お母さんにお使い頼まれて」
松川「へえ、えらいね」
「そおかな??松川さんも、お買い物?」
松川「あ、いや。桜田さん入ったの見えたから」
「え?」
松川「桜田さんと少し話したいんだけど、いい?」
「あ、え、えっと…!私で良ければ…!!」
松川「じゃあ、外で待ってる。
買い物、ゆっくりでいいよ」
そう言って松川さんは店を出た。
「な、ナンテコッタ…何が起きてるんだ…!?」
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月花(プロフ) - まっつん……キュン (2021年7月24日 11時) (レス) id: de8b53d880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2020年1月25日 10時