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北「…反省しやんと、仲良ぉせえへんで」
支えていた私の体をそう言いながら引き離す。
楽しそうに笑う彼に私は一瞬で心を奪われた。
「北くん…今のセリフもう一回お願いしてもええですか…っ…」
私はもう包み隠す事をやめました。
「今までやめてなかったんか」ゆーツッコミは受け付けません。
北「言わへん。早ぉ行かんと遅れんで」
「ぇええええ!!!」
北「はは、岡田さん揶揄いがいあんなぁ」
「私今揶揄われてますぅ!?」
さっきのkill・eye(殺す目)とは打って変わって
優しい目をして笑う信介くん。
「北くんと仲良ぉなれへんのは嫌やから早行くわぁ」
目を伏せながら私はそう呟いた
こっちも仕返しや。
北「そうして貰わな、俺も困るわ」
「ハゥッッ!!!」
倍返し。
昨日の今日でこんなに彼と話せるとは思わなかった。
そして信介くんのいろんな一面をこの2日で知りすぎてしまった。
天使を背に、私は教室へと駆け込む。
家庭科の教科書を探していると、クラスメートに「今日調理実習やで」と言われ呆然と立ち尽くす。
「…エプロン、忘れた…」
良いこともある分、悪いこともあるようだ。
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尾白「おー、間に合ったkブフォッ」
「シバくぞ」
結局あの後エプロンが無い!と騒いだ結果
クラスの男子、太田くんが「エプロンあるで!」と名乗り出てくれた。
太田くんは「まぁデザインは斬新やけど、お前なら着こなせるんちゃうか。あ、置いてあったけどちゃんと洗っとるから大丈夫やで」
と、キラキラした笑顔で私にそう言ったのだ。
尾白「…フッ…フフッ…ブッ…クククク…」
モブ「誰やーー!!岡田に去年の文化祭でやった ''漢♂裸エプロンカフェ'' のフリフリエプロン着せた奴!!!」
太田「俺やー!!!!」
家庭科室にはギリ間に合ったが
私は色々と何かを失った。
モブ女子「Aちゃん、大丈夫やで。よぉ似合ってるブフッwwww」
「差し支えなければ何故わろてるか理由きいてもええ?」
尾白「アーッアッアッアッwwwwww」
「お前は笑いすぎやて」
先生「はーい、始めんでー。…って岡田どないしたんそれ。私物か」
「太田の私物です」
先生「お、おぉう…?」
太田「いや俺のやけど俺が好んで着てるとちゃいますから!!」
太田くんの返事に「ややこしいわ」と全員がツッコんだ。
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ピ(プロフ) - キュンキュンてよりギュンギュンして心臓破裂しそう (2020年11月9日 5時) (レス) id: 200e605a50 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます!!(*´∀`) (2020年8月28日 10時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろいです!終始笑い転げてました。そして、アラン君ナイスツッコミ!主人公ちゃんとは、話が合いそうです!北さんと宮兄弟大好きです! (2020年8月22日 18時) (レス) id: f35e7e76f4 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ゆり。さん» ありがとうございます!!ぶっ飛んだ夢主書くの好きで…!(≧∀≦)これからも宜しくお願いします! (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - かきくさん» 続編出てますので読んでください(*´∀`*)!これからも応援よろしくお願いします! (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2020年7月2日 22時