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「た、す、け、て…?」



信介くんにバレないようにそう口動かす侑くん。
どうやら私は助けを求められているようだ。



「せやけど助ける言うてもなぁ…」



子犬の様に目をウルウルさせる彼。
クッソかわええなおい。

まぁ、信介くんの怒った顔見るついでに
助けてやるかぁ…









「北くん、」






北「…わ、岡田さん」

「びっくりさせてごめんなぁ」

北「そんなことあらへんよ」




振り向いた時のしかめっ面にキュンとくる。
直ぐに柔らかい笑顔に変わったのだけど。





「双子っち、何かやらかしたん?」

北「こいつら喧嘩ばっかしよんねん。もーすこし落ち着き」

宮双子『はーい…』

「そうやったんや。せやけどごめんな北くん。ちょい2人借りてもええ?」

北「?…ええけど?」

「ありがとう!じゃあまた!」




ヒラヒラと手を振り、2人の手を引いて離れた場所へ連れて行く。
信介くんが見えなくなったところで2人の手を離した。





「侑くんの全力SOS中々良かったで」

侑「やっぱり助けてくれはったんですか!」

「あんな子犬みたいな目ぇされたら敵わんわ…」

治「あ、ありがとうございます」

「ええんよ!」



しっかし、初めてまじまじと見るけど
ほんまにソックリやな…。



「あ、自己紹介忘れとった。私は3年5組の岡田A。アランのクラスメートやで!」


治「宮治です、昨日来てはりましたよね?」

「そうそう!」

治「ツムが出待ちと間違えた___『言わんでええ!恥ずいから!(侑)』



「はは、気にせんとって。2人とも苦労してんねやろ?」



あんなにファンが居るんや。しゃあないしゃあない。


それにしても。2人はやっぱり絵になるよなぁ。
ルックスもずば抜けてるし、身長もずば抜けている。
しかもバレーも上手いとか神にどんだけ愛されとんねん。


この2人に壁ドンされたら迫力あるやろなぁ…
もういろんな意味で。




「てか2人とも、北くんによぉ怒られとるん?」

治「日常茶飯事です。特にツム」

侑「サムもやろ!!」




なるほどなるほど。てことは2人の喧嘩を止めるのは信介くんの役割なんやな。




「北くん怖い?」

侑「怖いなんてレベルやないですよ」

「まぁ確かに、さっきのは怖かったなぁ」

治「目で殺されそうですもん」







「せやけどさ!それまたギャップがあってええよなぁ〜!あの冷ややかな目で見つめられたい!」





侑「…え?」

治「…え?」


「…ん?」





…あ。

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(プロフ) - キュンキュンてよりギュンギュンして心臓破裂しそう (2020年11月9日 5時) (レス) id: 200e605a50 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます!!(*´∀`) (2020年8月28日 10時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろいです!終始笑い転げてました。そして、アラン君ナイスツッコミ!主人公ちゃんとは、話が合いそうです!北さんと宮兄弟大好きです! (2020年8月22日 18時) (レス) id: f35e7e76f4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆり。さん» ありがとうございます!!ぶっ飛んだ夢主書くの好きで…!(≧∀≦)これからも宜しくお願いします! (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かきくさん» 続編出てますので読んでください(*´∀`*)!これからも応援よろしくお願いします! (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年7月2日 22時

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