29 治視点 ページ29
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侑「あーー腹減ったーー。ってサム食うの早！！」
治「メシうまい…」
帰宅後、テーブルに並べられた夕飯を食べていると、隣から喧しい声が聞こえてきた。
片割れは俺を見て「そう言えばずっと思っとったんやけど、お前とA何か似てるんよな」と言う。
治「どこがや」
侑「メシ食っとるとこ」
Aちゃんの名前が出てきて、今日のことをふと思い出した。
治「今日Aちゃんとお昼食べてん」
侑「は！？」
ギュルンッと効果音がつきそうな程に振り向くツムに今日の事を話す。
治「回避方が浮かばんからAちゃん抱きしめて隠したんやけど」
侑「ブーーーーッ！！！！」
治「せやから明日俺に彼女おるって噂流れるかもしれ__『お前今何て！？』…明日俺に__『ちゃうわ！！その前や！！』
治「…Aちゃん抱きしめて隠した」
侑「お、おまっ…！？」
治「何やねん。Aちゃんやってバレてへんし、ちゃんと謝ったしええやろ」
侑「……」
侑「どうやった？」
治「変態かお前」
リビングでどんな会話しとんねん。
親は風呂なり部屋なりで居ないけど。
治「どうやったって…」
小さくて、女子特有のシャンプーの匂いがしたくらいで。
あと…
思い出すと蘇ってくる
…柔らかい感触
治「…柔らかかったな」
侑「変態はお前やろがい！！！」
スパァン！！と俺の頭を叩く片割れ。
「しゃあないやろ！女なんやから！」と言うと、
「あいつ着痩せするタイプか…！！」と何故か悔しそうにしている。
治「何やツム。お前Aちゃんの事好きなん？」
侑「…はっ…！？」
先程まで頭をガシガシと掻いていたその手が、俺の一言によってピタリと止まった。
そしてこれでもかと言う程に目が泳いでいる。
侑「ちゃ、ちゃうわ！あいつは…」
黒やな。
侑「友達以上恋人未満や！！」
そう言い放つ片割れ。
治「いや、恋人未満の子の事をそこまで気にする奴がおるかい」
侑「友達以上やから気になるんやって！！」
治「ほーん。」
いや絶対黒やろ。
「とにかく！ちゃうからな！」と言い席を立つツム。
「どこ行くん」と言うと「トイレや！！」と言い放つ。いやメシ中にトイレいくなや。
さて、こいつが気持ちに気付くんはいつなんやろな。
おもろいから暫く観察していよう。
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おしゃけ - 神ですか？最高です！腹筋バッキバキです！ (2020年8月23日 16時) (
レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
い - 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい！ (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - うにさん» ありがとうございます！！楽しんでもらえて嬉しいです！(´∀｀*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ＾∀＾)更新楽しみにしてます〜！ (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです！笑 私も書いててあそこ好きでした！笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2020年6月5日 9時
