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開いた口が塞がらないとは、この事である。



治「これどこのコンビニに売っとるん!?」

「あっ…あの、昨日の…」

治「ほんま!?ツム、部活帰り寄んで!」

侑「あっ、ハイ…」



みるみるうちに無くなっていくクソマズチロル。
味覚は人それぞれだけど、治くんは特殊だと思う。

銀島も、治に騙されて一口口に入れたけど1秒すら持たなかった。



「あんた、とんでもない奴と兄弟なんだね」

侑「そしてそれに救われた俺」

治「せやけど何で急にくれたん?クッソマズイのかと思うてヒヤヒヤしたわ」

「こちとら予想外の展開すぎてビックリだわ」



とうとうあんなにあったクソマズチロルは、宮治によって全て食い尽くされた。





治「ほんじゃ、教科書借りるわ〜」




侑から教科書を勝ち取った治くんは、涼しい顔をして教室を出て行った。


そして、いろんなコンビニでネギトロ味のチロルチョコが売り切れ続出したそうな。






___________









モブ「宮くーん、先輩呼んではるよ」

侑「んー、」


ドアの方を見るとバレー部の先輩であろう人が立っていた。


侑「き、北さん!!」


先程、ダルそうに返事をし、ダルそうに立ち上がった侑がその先輩を見た瞬間、某ランドセルのCMの様に背筋がピンとする。

話してる様子を暫く見ていると、何だかその先輩には頭が上がらない様で、随分とヘコヘコしている侑に新鮮さを感じた。

心臓の辺りを押さえながら戻ってくる侑に
「侑ってちゃんと先輩を敬えるんだね」と言うと
「あの人は憧れもあるけど、ちゃうねん」と訳の分からない事を言われた。



侑「あの人に怒られると言い訳できん」

「いや言い訳するなよ」

侑「屁理屈が効かんねんもん」

「屁理屈もよくないだろ」

侑「お前北さんみたいやな」

「北さん絶対普通の人だよ。あんたがおかしいんだよ」



「あとな、正論パンチが〜」と話を続ける侑に
「さっき何話してたの?」と聞くと、「練習試合の日程!」と紙を見せられる


「お〜、頑張ってね」

侑「そういやお前、俺らのバレー見たことあるん?」

「ない!」

侑「ほんまか!せやったらこの練習試合見に来ぉへん?」

「え?いいの?」

侑「うちの学校やし、ギャラリーは常に開放しとるし、来い来い!」

「じゃあいこうかな!」




侑に誘われ、来週末に行われるバレー部の練習試合を見に行くことに。

初めて見る侑のバレー、楽しみだなぁ。
スマホのカレンダーアプリに、忘れない様に書き込んだ。

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おしゃけ - 神ですか?最高です!腹筋バッキバキです! (2020年8月23日 16時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
- 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うにさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて嬉しいです!(´∀`*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ^∀^)更新楽しみにしてます〜! (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです!笑 私も書いててあそこ好きでした!笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月5日 9時

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