【宮侑】幼馴染みに恋をしたい【宮治】

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「合宿から臨時マネに入ります桃瀬Aです、よろしくお願いします」


ペコリ、と頭を下げると「俺の幼馴染みやで」とツムがあたしの肩に肘を乗っける。


一人一人名前とポジションを教えてくれて、なんとか顔と名前を覚えようと頑張るが自信はない。尾白さんくらいやな覚えやすいの。
ツムがアランくんアランくん言っとったんはこの人やったんやな。

一人でそんな事を考えていると最後のツムの長々としたあたしの紹介が終わり(する必要あったんか)、部活が始まる雰囲気になっていた

あかんギャラリーくる！と急いであたしも帰ろうとするが、それを北さんに引き止められる



北「スコアの取り方と、少しルール教えたいんやけど時間あるか」

「え''っ…えっと…」


すごく親切、そしてありがたい。でも北さんこれはあたしの生死に関わ……


北「心配せんでも今日は体育館締め切りにしとる日やから安心し」

「エ、エスパー…？？？」




でもそれなら良かった。
よろしくお願いします！と北さんの後をついていく





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北「でな、こうするとこうなんねん」

「なるほど…」


体育館の隅で、バレーのルールについて北先生のもと学ぶあたし。北さん教え方うまいし余計な言葉がなくて理解しやすい。

ザッと説明が終わると次はスコアの取り方。
全てにおいて丁寧だし、定期的に分からないところあるか？と聞いてくれるのは助かる。




角名「北さん、コーチ呼んでます」




暫くすると、北さんに呼び出しが掛かり「ちょっとまっててな」と北さんはここから離れる

てか北さんって主将だよな…？こんなとこであたしの世話しててええんか？と疑問が生まれた





角名「桃瀬さん、だっけ」



「？」



考え事をしている頭にするりと入ってきたのは








確か…









「…チベットスナギツネさん…」


角名「いやそっちの方が覚えづらくね？」

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