Blue Rose (ページ46)

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平木はまるで魔女だった。

小学校の頃の平木は地味で目立たないやつだった。結城とは学校が違ったけど、竜生から聞く結城の様子を聞く限り、真逆だったと思う。だけど、中学に入って、「彼氏ができた」そんな噂が広がり始めた頃から、平木は変わった。
織山から聞く話だと、段々と結城に似せていったらしい。地味だったやつが目立つようになればさらに目立つ。平木は学校でも有名なやつだった。
結城に似せているって気付いたときから、平木は変なやつだと思って、関わらないようにしていたが、竜生は平木と付き合い始めた。
なんで付き合ったのかと竜生に聞けば、「瀬奈さんに似てるから」そういった。

俺は気がついた。平木と結城は何かしら関係があって、平木は結城を消そうとしている。
結城が誰かの恨みを買うところなんて見たことなかったけれど、結城が何かを隠しているそう、直感的に感じた。
結城の秘密を知りたくて、平木と結城について調べ始めた。

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