私のスカート返せください【鬼滅の刃】

スカート４ ページ8

むいくんの腕の間から後ろが見える。
結構な感じで追いかけてきてる。やべぇ。
鬼だ、あれ鬼だよ…。
特に鬼舞辻無惨。あいつやべぇ。クッソ速ぇ。

『むいくんっ！無惨が来てるっ！気をつけてっ！！』
無「ん、大丈夫。まだ余裕。」

は？余裕？こいつもやべぇわ。
何でこう、私の周りってやべぇやつばっかなの？
てか、るなは？あの子、私のこと一番好きって言ってたよね？ん？

「「「「時透無一郎ぅぅぅうううう！！！」」」」
鬼「Aを離せっ！というか、私に寄越せ！」
無「誰が渡すか。このワカメ野郎。」
鬼「はぁぁぁぁああああん！？」
『いや、なげぇから！！』

むいくんっ、頑張って！追いついてきてるよ！！！
ピンチだよ、ピンチっ！！！

『きゃっ！！？？』ｽﾞﾘｯ
無「Aぁ！！」

誰かに袖を引っ張られ、横抱きにされる。
鬼「はははははっ！！！遅かったようだなぁ！！」
むいくんは鬼舞辻に触れられ、ゲームアウト

『むいくぅぅぅううううん！！！いやっ、離せぇぇえええ！！！！誰かぁっ、助けてっ！！』
体育館に連れて行かれるむいくんを横目で見ながら、誰かに助けを求める。
というか、叫んだ。

鬼「馬鹿め、鬼である私の目の前に現れる馬鹿があるわけがないだろうっ！！？？だぁっ！？」←www
『いやっ！？誰！！のぉっ！！？？』ｸﾞｲｯ
私を横抱きにしていた無惨を、誰かが後ろから蹴飛ばし、宙に浮いた私を誰かが受け止めた。

「A遅くなってごめんっ！！！！」
『…るなっ！！お、遅すぎるよぉぉぉおおお！！むいくん、捕まっちゃったの！！死ぬかと思ったぁぁぁだぁあ！！』

私の大好きなるなが助けに来てくれた。
最高。やっぱり嘘じゃなかったね！うん！
それにしても、むいくんは、男の子だから私を横抱きにできても当たり前なのかもしれないけど…るなは別でしょう…なんで軽々と持ち上げてんの？
やばくね？感心するわ！

「Aっ！しっかり捕まっててね！！」
『うんっ！！！』

あー、もう好き。惚れたわ。結婚しよ♡

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