やめてやる.7 ページ8
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どういう状況なんだこれは…
何故かナムジュンさんに捕まり、一緒にコーヒーを飲んでいる…
平常心を装いつつも、本当は今すぐ暴れたい。
ちらっと彼を見れば、
足を組み、新聞を広げながらコーヒーを飲む姿が様になっていて。
格好よ過ぎて3秒見たら限界が来る。
な、なにか会話しなきゃ。
目を合わせないよう、少し逸らしながら話題を振ってみる。
『あの、先日はどうされたのですか。ジミンくんらしき人に連れていかれてましたけど…』
「んー…俺さ、リーダーやめる宣言したんだよね」
『…は』
眉間に皺を寄せてそう言えば、顔怖っと笑われた。
「色々あってね。耐えきれなくなって、やめてやる！なんて言いながら宿舎を出ていったんだよ。それでここに腹ごしらえしに来たんだ」
『座る場所に困った貴方は私に相席をお願いしたと…』
「そういう事。ところで、どうしてさっきから目を合わせてくれないの？」
うっ…バレていた。
面接の心得に良くある、面接官のネクタイの結び目を見るが如く、
彼のTシャツの丸首のとこを見ながら話していたが、
バレていたらしい。
『ちょ、直視出来ないんですよ…』
「どうしてー。僕だって人間なのにー」
『貴方にとっては同じ人間でも私からしたら一歩先を歩かれてるお方なんで同等に見れません！！何が僕だ！』
それにかっこいいし…
相手はアイドルとはいえ、
私が恋い焦がれている人に違いは無いのだから。
ひとしきり喋った後で、コーヒーを飲み干す。
「Aさんって、意外とお喋りだよね」
『ご、ごめんなさい…煩い女は嫌いですよね』
「ううん。可愛いなと思って」
『あれ…？キムナムジュンという男は一般人を口説くような軽い男なのですか…』
「違うよ！俺は、君だから言ってるんだよ」
そう言って頬をつきながらにっこりと笑う彼。
えくぼが何とも可愛らしくて。
鼓動が少しずつ早くなるのが分かる。
ずるい、本当にずるいよ…
『そういうの、良くないですよ』
「え！」
私は平凡なただの一般人なのに…
期待なんて、阿呆らしい。
私達は出会ったばかり、更には住む世界だって違うのだから。
散々可愛いアーティストさん達を見てきたはずなんだから、私が可愛い訳が無い。
そう簡単に女の子に可愛い、なんて言っていたら、
痛い目に遭いますよ？
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なの花(プロフ) - ゆっぺさん» 嬉しいお言葉有難う御座います(;;)リアルの方が忙しく中々更新出来ずすみません…気長に待っていただけると嬉しいです！ (2021年7月22日 10時) (
レス) id: 2f2d748347 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぺ - 続きめっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年7月18日 21時) (レス) id: ae79b7a2e8 (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - ユンジさん» 有難う御座います(;;)大量更新出来たらなと思っておりますので、是非楽しみに待って頂けると幸いです。 (2021年7月15日 23時) (レス) id: 2f2d748347 (このIDを非表示/違反報告)
ユンジ(プロフ) - 無理せず頑張ってください (2021年7月13日 20時) (レス) id: 92f624d404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの花 | 作成日時：2021年7月11日 12時
