やめてやる.3 ページ4
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ナムジュン side
彼女が言うには、数年前_____。
『あの…すみません。なんか、皆凄くキラキラしてて可愛いのに、私、すっごく場違いな気がして…』
俺にこんな言葉をかけたそうで。
確かに、男だからそれなりに来てくれた女性の事は結構気になったりする。
タイプの子がいれば、この子可愛いなって思ってしまうし、それは人間だから仕方ない。
けど、俺達は間違ってもarmyを貶したりなんてしない。
armyがいたから、今の俺達がいるようなものだから。
場違いだなんて思うはずが無いんだ。
…申し訳ないけど、彼女の事は一切覚えてない。
似たような事を言ってくる子はざらにいる。
だから、なかなか一人一人を覚えるのは困難。
でも当時の俺は、
「そんな事言わないで下さい。貴女は十分可愛らしいです。僕には貴女がとても素敵に見えます。もっと自信を持ってください」
そう彼女に言ったらしい。
『分かってるんです。私の事なんて覚えてないだろうし、きっと私みたいに容姿気にしてる子に同じ言葉をかけてるんだろうなとも思ってます』
彼女は俺から目線を逸らし、KOYAを愛おしそうに見つめた。
『けど、当時容姿にすっごく悩んでいたので、大好きな人からのその言葉は深く胸に残りました。
だから絶対可愛くなって、次は会うんだって。
…仕事が忙しくなってからなかなか行けてないんですけどね』
KOYAを見つめるその表情は恋してる女の子そのもので、
『私、恥ずかしながら、ナムジュンに恋をしてしまってるみたいなんです』
まるで俺の心を読み取ったかのように、彼女はそう言って俺に笑いかけた。
『一生叶うわけないんですけどね笑。あ、馬鹿だなぁこいつとか思わないでくださいね？』
「思わないですよ。素敵な恋じゃないですか。」
『…え、そ、そうですかね。そんな事言われたの初めてです…』
えへっと嬉しそうに笑う彼女はなんとも愛らしかった。
「あの、」
「ナムジュニヒョン！やっと見つけた！」
「は、どうしてここに…？」
「いいから帰るよ！あ、うちのヒョンがお世話になりました。ほら！！」
『え、えっと…ナムジュニヒョン…って、？』
やばいバレた。
彼女は俺が本人だと気付かずに語っていた。
だから俺は目を見開いて驚く彼女に、
「楽しかった。有難う」
そう、お礼の言葉だけを告げて、
弟たちに引っ張られて行った。
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なの花(プロフ) - ゆっぺさん» 嬉しいお言葉有難う御座います(;;)リアルの方が忙しく中々更新出来ずすみません…気長に待っていただけると嬉しいです！ (2021年7月22日 10時) (
レス) id: 2f2d748347 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぺ - 続きめっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年7月18日 21時) (レス) id: ae79b7a2e8 (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - ユンジさん» 有難う御座います(;;)大量更新出来たらなと思っておりますので、是非楽しみに待って頂けると幸いです。 (2021年7月15日 23時) (レス) id: 2f2d748347 (このIDを非表示/違反報告)
ユンジ(プロフ) - 無理せず頑張ってください (2021年7月13日 20時) (レス) id: 92f624d404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの花 | 作成日時：2021年7月11日 12時
